ここが変だよ「男心」!女性にはわからない男性心理①

ここが変だよ「男心」!女性にはわからない男性心理①

ここ近年は心理学ブームもあって、男女の心理をテーマにした本や各種メディアで特集され、男女の心理傾向について、お互い知る機会が多くなりました。

とは言うものの、男女をめぐるトラブルは尽きないものです。きっかけを聞くといつの時代も同じテーマ。女性は「私の話を聞いてくれない」男性は「話は長いし、何を言いたいのかわからない」など、挙げればキリがありません。

女性からしてみたら理解できない男性心理。一見、男性が身勝手で分からず屋に感じますが、女性の心を「乙女心」というように、実は男性にも「男心」があります。男性にも男性なりの理由があっての言動や振る舞いなのですが、それが女性からすると理解に苦しむ訳です。逆を言えば、お互いに「乙女心」「男心」を理解できれば、ケンカすることなく仲睦まじい二人でいられる訳です。

今回は男女の考え方の違い、「乙女心」「男心」についてお伝えします。わかっていそうでわからない、お互いの気持ちを読み解くヒントにしてみてください。

1. 男女には考え方に根本的な違いがある!!

1. 男女には考え方に根本的な違いがある!!
まず、男性と女性の考え方の根底に、どんな心理があるか、そもそも男女でどうして考え方が違うのかをを考えます。ここをしっかり捉えておくと、後々の男女の心理の考え方がスムーズになります。

①男性は「競争」したい。

男性はすべての行動において「競争原理」が働いています。男性は太古の昔から、狩りや戦に立ち向かい、勝利することで、それに応じた報酬や周囲からの評価を得てきました。この報酬や評価が結果的に家族を養う糧となり、自分の子孫を繁栄させることにつながります。この習慣が刷り込まれているため、男性の考え方は常にこれが根底にあります。

競争には「目的」があります。競争に勝つには、目的のためにいかに効率的にたどり着くかがカギです。男性の言動には常に「目的」に向かって進むところがあります。

②女性は「共感」してほしい

一方、女性の行動には、共感してほしいという「共感心理」が根底にあります。女性は物事を感じ取る能力に優れています。そして周囲にもそれを一緒に感じて欲しいという欲求が強いです。

太古の昔、男性たちが狩りに出かけている間、残された女性たちは木の実をとったり、子供を育てたりしていました。そんな女性たちは、お互いにコミュケーションを図りながら、自分たちの住居、集落を守りつつ、男性たちの狩りの帰りを待っていました。女性たちの協調性の高さはこんなところから来ています。

また、女性は赤ちゃんを育てるために、赤ちゃんが今どんな状態なのか、何をしてほしいのかを全身全霊で読み取ろうとします。そのために「何かを感じ取る能力」が生まれつき男性よりも数段に優れています。その感じ取る能力が、共感力につながっています。

③男性は「一つの事」に集中するスペシャリスト

1. 男女には考え方に根本的な違いがある!!-2
男性の脳は「モノタスク」と呼ばれ、1つの事に集中するのが得意です。その一方で、複数の事を一度にこなす事が苦手です。
よく「その道一筋の頑固職人」と呼ばれる人がいますが、そういう人はだいたい男性が多いです。一つの事に特化した「スペシャリスト」と言えます。

④女性は「複数の事」に集中できるジェネラリスト

一方、女性の脳は、一度に複数の事をこなす事ができる「マルチタスク」と呼ばれています。よくドラマの中で、女性が家で「テレビを見ながら電話で話して爪を切る」なんてシーンを見かけますが、複数の事を同時にこなす事を得意とする、女性ならではの行動です。言うなれば、広範囲に仕事を手がける「ジェネラリスト」です。

⑤男性は「論理」性を重視する

1. 男女には考え方に根本的な違いがある!!-3

男性は、より効率的に行動をしたいため、常に物事を順序立てて考える「論理」性を重視します。きっちり順序立てて考え、それが遂行されたときに満足感を得ます。
料理をする時は、料理本の手順に従い、完成へ向け手順通りに料理を進めるのが、男性の考え方の根本です。

⑥女性は「情動」性を重視する

女性は、その瞬間の気持ちを大事にします。共感力が男性よりも高いため、一つの物事から感じ取る能力、影響力が男性より大きいです。逆に言うとその時の感情にとらわれやすいところがあります。
料理をする時は、ある程度のイメージが分かっていれば、順番や分量はフィーリングというのが、女性の考え方の根本です。

2. 男女で、会話の組み立て方が違う!!

2. 男女で、会話の組み立て方が違う!!
男性と女性とは、基本的に会話の組み立て方が違います。よく夫婦や恋人との会話の中で、男性が「で、結果どうなったの?」「オチは?」と言って揉めたことがあった女性も少なくないと思いますが、この結果を求めるのは、男性特有の考え方です。

男性は何事においても、目的に向かって効率的に行動しようとします。仕事はもちろん買い物やゲームなどの遊びも、短期的、長期的な目的、目標を無意識に設定しています。逆に目的、目標が見えない、着地点が見えない行動や会話を敬遠します。

買い物は目的のアイテムを買うために寄り道をすることもありませんし、会話も着地点を考えながら話をします。

一方、女性は共感を求めます。目的や結果より、そこにたどり着くまでの「過程」を楽しみます。過程の中で自分が感じたことを、相手にもわかってほしい、感じてほしいという欲求が強いのです。

また、女性は言語能力が男性よりはるかに卓越しています。言葉が口をついて出てくるので、会話の着地点がありません。会話の内容が取り止めなかったり、話題があちこちに飛んでもついていけるのは、内容が変わっても、持ち前の共感力が発揮されて、すぐに話に追いつく事ができます。それで延々と話す事ができます。

買い物は、目的のアイテムを買うためと、買い物という行為自体を楽しむので、いつまでも時間がかかるわけです。

例えるなら、男性はゴール地点がすぐ見える短距離走が得意で、女性はゴール地点が見えないフルマラソンが得意です。短距離は一瞬の瞬発力とスピードが勝負なので、持久力は二の次になります。一方女性は、瞬発力やスピードよりも、持久力が必要になります。お互いに備わっている能力が違うため、男女が共に行動すると、どうしてもすれ違いが発生するのです。

いかがでしたか?

男女は考え方一つとってもスタートラインが全然違います。
ここを捉え損なうと、お互いにケンカになってしまうのです。

ある著名人は、男女交際は「異文化交流」だとおっしゃいましたが、まさしくその通りです。

まずはお互いをよく知るところから始めることが、二人の仲を深めるコツかもしれません。