「七つの大罪」から脱出する「人相学」的7つの方法①

「七つの大罪」から脱出する「人相学」的7つの方法①

誰だって日々の生活を、できれば何事も起きずに平穏に送りたいと思うところです。
しかし現実は決してそうではありません。仕事でトラブルやミスが起きたり、私生活でうまくいくことがなかったりします。
それが続くとどうしてもネガティブな感情に囚われやすくなります。

日常で囚われやすい負の感情のことを、キリスト教では「七つの大罪」と呼んでいます。
「人間が持つ、罪に導く可能性がある考え方や感情」をまとめたものだとか。
この感情はそれぞれ「傲慢・強欲・嫉妬・憤怒・色欲・大食・怠惰」から構成されています。
字面だけ見ても、少しひるんでしまうようなものばかりですね。
そして、この感情が当たり前になってしまうと、自然とその人の顔つきや行動にあらわれてきます。

そこで今回は、日常生活で囚われやすい「七つの大罪」を「人相学」的に解決する方法をお伝えします。
今回は特に、その中から「傲慢」「強欲」「嫉妬」にフォーカスして紹介します。

心当たりがある、または将来そうなりたくない人は、ぜひセルフチェックしてみてください。

①傲慢…踏ん反り返って座っていませんか?

①傲慢…踏ん反り返って座っていませんか?
傲慢とは「おごり高ぶって、相手を見下す態度」を言います。
会議やミーティングで椅子に座る時、背もたれに踏ん反り返って話す人をたまに見かけますが、傲慢の態度が強く出ている人のしぐさの一つです。

相手よりも立場を上に見せたいとき、余裕を見せたいときにあらわれる動作の一つですが、踏ん反り返ることで、胸を大きく見せ、アゴも上がり、どうしても相手からは態度が大きいと捉えられ、不快な印象を与えます。
はた目に見ててもだらしない印象です。

・解決ポイント①「手を前に組んで座る」

①傲慢…踏ん反り返って座っていませんか?-2
座るときに手を前に組んで座ることで、姿勢が前かがみになり、積極性がある態度に見え、好印象を与えます。
前に手を組んだり、指先を重ねてみせることは「余裕」や「威厳」を見せるしぐさの一つなので、同じ威厳を見せるしぐさでも、踏ん反り返るのと、腕を前に組むのとでは、印象がまるで違います。

②強欲…落ち着きのない歩き方をしていませんか?

②強欲…落ち着きのない歩き方をしていませんか?
「強欲」というのは、「他の人よりも欲求が深い。欲が張っている」ことを言います。
この感情が強い人は、知らず知らず落ち着きのない歩き方になります。
歩くスピードが早い遅いということではなく、、あっちやこっちにと、フラフラ歩いたり、列に並ぶにしても、われ先にと、急ぎ足で歩いて他の人を制したりと、とにかく落ち着きのない歩き方です。

こういう人の顔をよく見ると、雰囲気がイライラしていたり、目がキョロキョロしていたりと表情に余裕がありません。
自分の利得ばかり考えているので、どうしても余裕のない顔になってしまっています。
人相学ではこの歩き方を「狼歩」と呼び、悪い相の一つと考えられています。

「慌てる○○は稼ぎが少ない」ということわざもある通り、目先の利得ばかりを考えた落ち着きのない行動をとる人は、結果的に収入が少なくなり、そのため、他人より自分の利得を優先する傾向がさらに強くなる、といった悪循環に陥りやすいです。

・解決ポイント②「ゆったり歩く習慣をつける」

②強欲…落ち着きのない歩き方をしていませんか?-2
ゆったりと余裕のある歩き方をする人は、行動にも余裕があり、どこか安心感を周囲に与えるので、自然と周りに人が集まるようになります。

これは大企業の社長や役員の人に多く見られる歩き方です。
このように悠然とした歩き方を人相学では「虎歩」と呼んでいます。
虎のように悠然と歩く様が周囲に威厳があるかのように見えると言う意味です。
普段から落ち着きがないと自覚しているひとは、ぜひお試しください。

③嫉妬…口角の片方ばかり上がっていませんか?

③嫉妬…口角の片方ばかり上がっていませんか?
「隣の芝生は青い」ということわざがありますが、他人の幸せそうな姿に、思わず嫉妬を覚えることがあるかと思います。
周りは旅行などのバカンスを楽しむ中、自分は暑い中仕事に追われたり、お祭りなどのイベントでカップルだらけの中、自分は一人だったりすると、周囲に対して、やりきれない嫉妬心が芽生えてしまう人もちらほらいると思います。
周りの人が幸せそうに見える中、自分は一人ぼっちのような孤独感に苛まれ、余計に嫉妬心に火がついてしまうようです。

こういう時、不思議と片方の口角が上がります。
口元が歪み、皮肉っぽい表情になります。
これは相手を軽蔑するときに出る表情です。言いたいことがあっても、それを自分の中に収めて無理して取り繕い、心で蔑むのですが、顔にはハッキリ出てしまいます。

この感情が日常化すると、だんだん顔の右半分と左半分が非対称になり顔の歪みが出てきます。片方の口角ばかりが上がるので、引きつったような顔立ちが常態化してしまうのです。
この表情は、内心と発言が食い違えば食い違うほど、非対称になります。

・解決ポイント③「口角は両方あげるようにする」

③嫉妬…口角の片方ばかり上がっていませんか?-2
口角は片方だけ上げるのではなく、両方一緒に上げましょう。
「嫉妬」ではなく「笑顔」にするのです。
笑顔になることで、芽生えた嫉妬心が和らぎます。

また、嫉妬してしまった相手には、思った感情を素直に表現しましょう。
嫉妬は心に居座り続けますが、声に出して言えば、それは「ヤキモチ」になり、心に居座ることなく、スーッと抜けていきます。

みなさんいかがでしたか?

「自分はこうはならない」と自信満々な人が、以外とこのような行動をとってしまいがちになります。
もし自身に心当たりがある人は、今後の行動に十分注意しながら日々の生活に努めて行きましょう。