出会いを大切に★「一期一会」が教えてくれる大切なこととは？ - 2ページ目 (2ページ中)

人生にはたくさんの出会いがあります。別れと出会いを繰り返して人は自分を成長させていくと言っても過言ではありません。

出会いは様々なところにあります。それは人に限ったことではなく、物との出会い、本との出会い、ペットとの出会い・・。たったひとつの出会いによって人生が大きく変わることもあり得るのです。

「一期一会」から学ぶ大切なことについてご紹介していきます。

■　出会いを大切にして生きる

人生は「出会い」と「別れ」の繰り返しです。人は一人で生きていくことは出来ません。出会いや別れは人だけに限らず、物や動物たちが対象になる場合もあります。色々な出会いを大切にして生きているか、考えてみたことはありますか？

人や物との出会いを表す言葉に「一期一会」というものがあります。一期一会にはどんな意味が込められているのか、ご紹介していきます。

一度くらいは一期一会という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか？

この言葉は茶道に由来することわざのひとつで、「一生に一度だけの機会」という意味で使われることが多いと思います。

仏教でもこの一期一会の言葉を大切な教えとして説いており、「今目の前にあることを大切にして生きる」という意味で使われています。いつも目の前にいて当たり前と思っているものは当たり前ではない、この世は諸行無常であり「目の前にあることを大切にする」ということに着目して生きるということを教えとしています。

一生に一度しか会えないから大切にするのではなく、いつもあるもの、人に感謝し大切にしていくことが一期一会という言葉に込められている大切なことなのです。

どんなことからも学ぼうと思う気持ちがあれば自分の成長の糧に出来ます。嫌いな人や嫌なことからも多くの学びはあるのです。今自分の目の前に「いやだな」と思う出来事や嫌いと思える人に出会ったことは、大きなチャンスかもしれません。

この世に同じ人は存在していないように、出会いも同じものはないのです。例えば、昨日と同じメニューの食事をしたとしても一人で食べるか誰かと一緒に食べるかでは感じ方が違ってきます。どんなことにも同じものはなく、今目の前にあることは「今」だけなのです。

「今」だけだということを意識し始めると、これまで以上に「今」を大切にすることが出来るようになります。今日と全く同じ明日はなく、明日と全く同じ未来もやってくることはないのです。

人だけではなく、物や出来事との出会いもあります。1冊の本を読んで人生が変わることだってありえるのです。ひとつひとつの出会いから得られる「学び」に感謝しましょう。

人は普段から一緒にいれる存在をいつの間にか「当たり前」の存在として認識してしまいます。当たり前のことはないのです。いつも一緒に入れる人こそ大切にするようにしてみましょう。

一期一会という言葉は「一生に一度の出会い」という意味だけではなく、いつも側にいる存在の有難さや「今」を大切にして生きていくための智慧を教えてくれます。

普段からあまり会えない人や憧れている人との出会いだけを大切にするのではなく、あなたの周囲にいる人や自分が今持っている物を大切にするようにしていくことが、後悔のない人生を歩いていくために大切なポイントになるのではないでしょうか？

「一期一会」の気持ちを忘れずに毎日を過ごしてみませんか？毎日が今よりもっと大切に思えてくるかもしれません。