【ただ、話を聞くだけでいい】聞き上手になって「よき相談相手」になる方法

【ただ、話を聞くだけでいい】聞き上手になって「よき相談相手」になる方法

【ただ、話を聞くだけでいい】聞き上手になって「よき相談相手」になる方法

「ねえ、ちょっと時間ある? じつは今、仕事のことでかなり悩んでて……」
友人から仕事や恋愛などの相談を受けた際、どのようなアドバイスをしてあげようか迷うことはありませんか。

多くの女性は、「相談=アドバイスが欲しい」というよりも「相談=とりあえず話を聞いて欲しい」と考える傾向があります。そのため、相談してきた相手のためを思って発言したことが、思いがけず相手を傷つけてしまうことだってあるかもしれません。
では、それを防ぎつつも、どのようにすれば「よき相談相手」になることができるのでしょうか。そこで今回は、大好きな人の「よき相談相手」になるために心がけたいことについてシェアします。

 

いきなりジャッジしない

「じつはね、彼、私以外にも付き合っている人がいるんだって……」

そんなことを親友から聞いたとしたらきっと、びっくりしてしまいますよね。人によっては「私の大切な親友を傷つけるなんて、ありえない!許せない!」という思いがこみ上げてくることがあるかもしれません。その熱い感情のまま、「そんな男、さっさと別れちゃいなよ!」と、言ってしまう人もいるかもしれません。

もしくは、「そんなの気にする必要はないよ、だって私なんて〜」と、自分の経験談を話し始める人もいるかもしれません。

けれども、どうすればいいかわからず困っている彼女に対して、自分の結論をいきなりぶつけることは控えましょう。なぜなら、冒頭でもお話ししたように、女性はまず「自分の気持ちをじっくりと聞いてほしい」と思っているケースがほとんどだから。

ですから、友人から相談事を持ちかけられたときはまず、(たとえ何か言いたくなったとしても)いきなり結論は出さず、まずは相手の話を聞くようにしましょう。

 

まずは聞く、とにかく聞く。

まずは、あれこれ言いたくなる気持ちは抑えて、相手の気持ちを聞くことに徹してあげましょう。

相談した人にとっては、悩みを話すことで自分の考えをまとめることができます。ですから、考えをまとめる大切な作業を邪魔してしまわないよう、まずは相手にあれこれ話してもらいましょう。

皆さんも、とにかく話を聞いてもらっただけで、なんだか心が軽くなった経験はありませんか。悩み事がある人は、とにかく煮え切らないモヤモヤした気持ちを吐き出したいことがほとんどです。だから、話の途中であなたの意見や考えを挟んだりすることは控えましょう。

そして、話を聞く際には、相手の気持ちが現在どういう状況なのかも尋ねてみましょう。なぜならば、浮気をされた彼女は「確かにむかつくけれど、彼のことを信じたい」かもしれないし、「彼に何か復讐をしてやりたい!」と考えているのかもしれません。

「私はこう感じたから、こう言えば彼女にとってもいいんじゃない?」と、思い込みでアドバイスをするのではなく、相手の本心をきちんと見抜くことが大切です。

まずは聞く、とにかく聞く。

受け止めるだけで相手は救われる

相談してきた相手の話がひと段落したら、まずは彼女のことを受け止めてあげましょう。

「大変だったんだね、そんなに頑張っていたなんてびっくりしたよ」「話してくれてありがとう」などと、相手のダメージを受けてしまったハートに寄り添うような気持ちで、あたたかい言葉をかけてあげてください。相手の気持ちに完全に共感することができなかったとしても、相手がダメージを受けたことは確かです。ただ、相手のことを受け止めてあげるだけで、救われるはずですから。

 

ですから、「辛かったんだね、私も昔そうだったからわかるよ!」などと、仲間意識を変に持たせるような発言は控えたほうがベターです。なぜなら、ご自身と相手の考え方や物事への価値観は異なるからです。変に仲間意識を持たせるような発言やご自身の「武勇伝」は時として「この人、本当に私のことを思ってくれてる?」と、誤解を与えてしまうことがあるので注意しましょう。

 

求められてはじめてアドバイスをしていい

相手の話をまずはじっくりと聞いて、そうしてから相手のことをきちんと受け止める。何かアドバイスをするのであれば、「こういうとき、あなただったらどうする?」と聞かれてからするようにしましょう。もし、この一言がなかった場合には、特に何かをアドバイスとして発言することは控えたほうがいいでしょう。

また、アドバイスをする際は「こういう風にしたほうがいいよ!」などと、決めつけた言い方はおすすめできません。

あくまでも、「うーん、私だったらこういう感じで対処するかな」などと、ご自身に照らし合わせた言い方を心がけましょう。

私は日頃から相談を受けることが多く、自分の考え方や生き方にも自信やセオリーが比較的しっかりとしていると自負しています。けれど、そのようなタイプの人がやってしまいがちなアドバイスの多くは、「私はこうしてるんだから、あなたもこうしたほうがいい!」という自己満足と変わりないのではないでしょうか。

あなたのアドバイスが本当に相手にとって益になるかどうかなんて、本人にしかわからないこと。ですから、「私がこのことを解決してあげなくちゃ!」と張り切る必要もなければ、一緒になって悩みすぎてしまう必要もありません。
必要なのは、「大丈夫だよ」と寄り添ってあげる。たったこれだけです。