寒くなってくると筋肉が硬くなりやすく、交感神経が昂るため、緊張感や、気分の高揚が鎮まりずらくなります。また冷えから寝つきが悪くなったり、女性特有のあらゆる症状を悪化させる原因ともなります。そこで今回は「オススメ!リラックス&女性特有の不快な症状に効果バツグンなハーブ7選」と題して古くから薬草、漢方薬、緩和剤として支持されてきたハーブをピックアップしてご紹介します。
♥チェストツリー
♣効果
女性ホルモンであるプロストロゲン(黄体ホルモン)の分泌を正常化させる作用があり、月経前緊張症(PMS)改善、無月経、生理不順などに効果があります。また、ストレス緩和、イライラ抑制作用があるためリラックスしたい時に効果を発揮します。
♣由来
南ヨーロッパ~地中海沿岸、西アジア原産の落葉低木です。和名では西洋ニンジンモクと呼ばれています。古来から生理痛など女性特有の症状の治療に用いられてきた歴史あるハーブです。ヨーロッパではBC400年頃から観葉植物として親しまれてきました。
♣特徴
クマツズラ科ハマゴウ属の植物で夏場に、薄いブルーやピンクの花を咲かせます。
♠花言葉 純愛、思慕、才能
♥レディ―スマントル
♣効果
ホルモンバランスを整える作用、抗炎症作用があり、生理痛、無月経、PMS、生理不順などに効果が高いとして有名なハーブです。
♣由来
地中海~コーカサスの北半球地域原産のバラ科ハゴロモクサ属の多年草です。和名で羽衣草と呼ばれています。古くから魔力があると信じられ、薬草として婦人科系のあらゆる症状の治療に用いられてきました。学名のアルケミアはアラビア語で魔法を意味するアルケメリキが由来といわれています。また、レディースマントルの名の由来は葉の形が聖母マリアのマントに似ていることから名づけられたといわれています。
♣特徴
女性の最良の友とも呼ばれるほど、女性特有の症状に効果があるとして有名です。干し草のような香りを放ち、クセがなくとても飲みやすいハーブでもあります。
♣花言葉
初恋、献身的な愛、輝き
♥ワイルドヤム
♣効果
女性ホルモンに近い成分が含まれているため、生理痛、PMS,無月経、生理不順など様々な女性特有の症状に効果があります。また、交感神経を鎮める作用があるため、リラックス効果があります。
♣由来
中国華南西部原産のヤマノイモ科ヤマノイモ属の多年草です。山芋の一種で、中国では古くから漢方薬として用いられてきました。
♣特徴
筋肉を和らげる作用があるため、緊張を解すだけでなく、関節炎やリウマチなどにも有効なハーブです。近年ではサプリメントとして人気の高いハーブです。
♥ラズベリーリーフ
♣効果
子宮に働きかけ、女性ホルモンのバランスを整える作用があり、生理不順、無月経、PMS,生理痛など女性特有の症状の改善に効果があります。また鉄分は豊富に含まれているため、生理による貧血の改善に効果があります。女性ホルモンのバランスの乱れは自律神経にも悪影響を与えるため、メンタル的な症状を引き起こす原因ともなります。女性ホルモンのバランスが整うと副交感神経の働きが正常化するため、リラックス効果があるといえます。
♣由来
ヨーロッパ原産のバラ科キイチゴ属の多年草です。別名ヨーロッパキイチゴとも呼ばれています。学名のルブス・イダエウスのルブスはラテン語で、赤を意味し、イダエウスはラズベリーがたくさん実っていたイダ山を意味しているそうです。中世から栽培されており、当時は産後の体力回復、子宮機能回復、母乳の出を良くするとして産前産後の女性から支持されていました。
♣特徴
高さ1~1.5m程まで成長します。鉄分、ミネラル類、ビタミン類が豊富に含まれているハーブです。果実は、ジャムやお菓子、ワインの原料などにも使用されています。
♣花言葉
愛情、幸せな家庭
♥パッションフラワー
♣効果
鎮痛作用、鎮静作用があるため、生理痛、PMSなどに効果があります。また、鎮静作用によって心が落ち着くことと、催眠作用があるため、リラックス効果があるといえます。
♣由来
アメリカ南部などの熱帯、亜熱帯地域原産のトケイソウ科の常緑つる性多年草です。時計の文字盤に似ていることから、和名ではトケイソウ、チャボトケイソウと呼ばれています。
♣特徴
昔から鎮静効果の高いハーブとして名高く、ストレス、不安感などからの不眠の治療に使用されてきました。メンタル的な様々な症状に効果が高いといわれるハーブです。
♣花言葉
聖なる愛
♥セントジョーンンズワート
♣効果
収れん作用、消炎作用、鎮静作用、セロトニン(副交感神経に働きかけ、気分を上げる分泌液。幸せホルモンとも呼ばれています)の分泌を正常化させる作用があり、PMS,生理痛、気分が優れない時の諸症状の緩和などに効果があります。
♣由来
アフリカ北部、アジア、ヨーロッパ原産の多年草です。和名で西洋オトギリソウと呼ばれています。古くから薬草として使用されてきたハーブで、アメリカの先住民は消毒剤、抗炎症剤、収れん剤として使用したといわれています。現在では交感神経を鎮め、副交感神経の働きを促進するため主に抗うつ剤、抗不安剤などとして用いられています。
♣特徴
高さ1m程まで成長し、6月頃に黄色の綺麗な花を咲かせます。
♣花言葉
秘密
♥ラベンダー
♣効果
鎮静作用、鎮痛作用があるため、生理痛、PMSなどに効果があります。またラベンダーは心を落ち着かせる作用に優れており、リラックス効果の高いハーブです。
♣由来
地中海沿岸原産のシソ科ラベンダー属の常緑小低木です。現在は世界中で栽培されており、日本では富良野(北海道)のラベンダー畑が有名で多くの観光客が訪れています。ラベンダーの名の由来はラテン語で洗うを意味するラヴァレから名づけられたといわれており、古代ギリシャではラベンダーの花を入れて入浴していたとの言い伝えがあります。
♣特徴
庭に植える植物としても人気が高く、華やかで甘い香りが特徴です。食べるとかすかな甘みがあります。鮮やかな紫色の花を咲かせます。ドライフラワー、ブリザードフラワーの材料としても需要の高いハーブです。ラベンダーには数多くの品種が存在しますが、ハーブティーには主にイングリッシュラベンダーが使用されます。
♣花言葉
あなたを待っています、優美
♥まとめ
「オススメ!リラックス&女性特有の不快な症状に効果バツグンのハーブ7選」をご紹介しましたがいかがでしたか?婦人科でも対応はしてくれますし、鎮痛剤もドラッグストアで手軽に買えますが、胃への負担やほかの副作用も考えると、自然由来のものが身体に優しいです。ハーブテイーとして飲む以外にもアロマオイルと粗塩をブレンドしてバスソルトとして、アロマオイル4滴をホホバオイルなどのキャリアオイル20mlに垂らしてマッサージオイルとして使用しても効果があります。また、アロマディフューザーやアロマポットなどで芳香浴、ハンカチやテイッシュに染み込ませるなどハーブの使い方は多様です。その時の状態や気分に合わせて取り入れやすい方法で試してみて下さいね♥