じぶんの太陽がキラキラ輝く魔法の習慣⑥ 【by なつめ】 浮気夫とその妻について 『オリュンポスの神々の頂点 ゼウスとヘラの夫婦関係からパートナーシップを考えてみる』(ページ2)

星の観点からみた 幸せな恋愛☆結婚 

 

みなさんもよく知っているギリシャ神話から

 

今回は、【じぶんの太陽がキラキラ輝く魔法の習慣】

シリーズの番外編ということでお届けしたいと思います。

 

絶世の美女と謳われゼウスの正妻・正妃という

女神たちの最高権威をきわめながらも

夫ゼウスの浮気に怒り狂い、

執念深く愛人や生まれた子供への復讐を続けるという

お世辞にもかっこいいとはいえない

 

ヘラ=結婚をつかさどる女神様のお話です。

 

日本の神様だったら、心穏やかに、清らかでいなさいね、、、

そうするとご利益(幸せ)あげるよ~という具合ですよね。

 

なかなか日本人には理解しがたい感覚です。

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夫ゼウスは美女を見つけると、牛や白鳥に変身したり、

愛人の夫の姿までしてあの手この手で美女を誘惑します。

するとヘラが浮気を即座に察知しては、

しつこく嫌がらせを繰り返す。そしてゼウスはヘラに謝罪する。

 

 

このように、ロマンチックな神話の幻想的な世界とはかけ離れた

人間以上に人間臭い神様のストーリーなのですが

今回は

 

あなたの望む女性の幸せとは?

特定な他者との親密な関係は?

正面から向き合うことについて?

あなたのやりたいパートナーシップ・夫婦とは?

を考えてみたいと思います。

ギリシャ神話の神々も恐れる最強であり
全知全能の神であり木星を意味するゼウス(ジュピター)

 

占星術のホロスコープ上で

木星は、幸運、拡大、発展、楽天性などをあらわす惑星で

12年に一度回ってくる年は誰もが歓迎し

待ち望む喜ばしい星なのですが、

 

正妻であるヘラにとっては

とてもありがたいとはいえない、

お気の毒に…としか思えないようなものばかりなのです。

 

ちなみにヘラはジュノーという小惑星をあらわし、

ギリシャ神話でヘラは結婚の女神であり、

既婚女性の守護神でもあったことから

 

結婚やパートナーシップを象徴する星であり、

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ホロスコープ上のジュノーの配置を見ることで

どのような関係を本人が正当なパートナーシップだと考え要求したいのか、

1対1の親密な関係性をどのようにかかわりたいのかを

教えてくれる星だと考えられています。

 

ギリシャ神話にでてくる”オリュンポス12神“のうち

半数以上がゼウスの浮気によって作られた子です。

 

ゼウスの浮気に怒り狂ったヘラから執拗な嫌がらせや見せしめのために

罰せられた愛人はあきらめて逃げ去ったり、死んだりしてしまうのですが

その子供たちはヘラから与えられた試練を乗り越え、得意分野に秀でた

英雄の神へと成長し、私たちになじみのあるキャラクターとなる

 

なんとも皮肉なもので重要な役柄なんですね。

さすがに嫉妬に狂ってたとしても女神は女神。

神がかっています。

 

だいたい神様って私たちの想像の範囲を超えたものですよね。

純粋というか正直すぎる。

美の女神のアフロディーテは貞操観念ゼロの自由奔放そのものです。

不倫も浮気もなんのその。道徳なんて全くおかまいなし。

 

アフロディーテもヘラにしても分別なんて持ち合わせないのが

女神様の魅力なのかもですね。

 

 

ヘラ自身も自分が立派な子を産もうと試みますが

容姿端麗で芸術や弓矢、医術にも秀でた、アポローン(ゼウスと愛人レトの間の子)

と比べるとわが子が醜かったり、野蛮で教養がなく見劣りしたことで

さらに深く自尊心を傷つけられることになり

そしてますますヘラの嫌がらせはエスカレートしていくことになります。


復讐を受けた愛人のひとりにイオという巫女がいました。

夫とイオの浮気の現場を天界からのぞいていたヘラは、

白鳥に馬車をひかせてその場へ。

ヘラに気付いたゼウスは「これはまずい!」と、

とっさにイオを牡牛に変身させてごまかそうとしました。

が、毎度のことでお見通しでした。

 

ヘラ「まぁ、ずいぶんきれいな動物ですこと。どうなさったんですか?」

ゼウス「い、いや、私は知らないぞ。なんか今いきなり地面から出てきたんだから」

ヘラ「では、この動物は私がもらいましょうね」

ゼウス「い、いや、それはちょっと…」

ヘラ「なにか問題でも?たとえば、あなたの愛人だったり、とか?」

ゼウス「そ、そんなことがあるもんか。こんな動物が欲しければくれてやろう」

 

とイオを捕まえて連れ帰り監視をつけました。

しばらく放置されていたイオでしたが、ゼウスは伝令役のヘルメス神に命じて

牡牛姿のイオを奪還させました。それを知ったヘラは、激怒し

今度はアブの大群を送ってしつこくイオを苦しめました。

全身を針で刺されあまりの激痛に各地を転々とし海を渡って

エジプトまで逃げ出したそうです。

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同じ女性の目線でみると、

あまりの痛ましさにいたたまれなくなります。

とても幸せな結婚生活とはいえないようですね。

 

たびたび全宇宙を巻き込んでの壮絶な夫婦喧嘩も繰り広げていたようですが、

浮気をしてもゼウスは必ずヘラの元に戻ってくるので

それでも二人は最後まで離れることはなかったと伝えられています。

ヘラは残虐ないじめを続けるような女神でしたが、

元はといえばゼウスの裏切りのせい。

浮気を許す姿勢は決して見せることはないけれど、

それでもヘラは神々の王としてゼウスを敬い、

自身はほかに目移りしたりしない貞淑な妻であり続け、

ゼウスの尊厳を傷つけることなく夫の立場を守り通しました。

やはり、正妻というのはこういうものなのでしょうか。

 

いくら美人で魅力的な女神はたくさんいたとしても、

このくらい根性が座っていて一歩もひかず夫が恐れおののく、

 

そんな存在が正妻であり、

 

ジュノー【妻の座を守り通す、そのためには理不尽なものに対し、

勇ましく立ち向かいバランスを取っていく・最後には勝利を収める】

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結婚の神として古代のギリシャ女性たちに

崇められ支持されていたというのもうなずけます。

 

『対等なパートナーシップを要求する女神』として

それだけのパワーと威厳を備え

ゼウスと真正面から互角に渡り合えるのはヘラしかいなかった

 

そのような視点でいうとヘラという女神ほど

木星(ゼウス)の衛星である

ジュノーの星にふさわしい神はいないと思います。

 

よっぽど好きな男性だったり、

事情があって別れられなかったり

それぞれいろいろあると思います。

 

浮気性の夫や彼氏に悩める女性は

相当な覚悟が必要なのでしょうね。

 

そんな時、こんなたくましくて心強い女神様はないですね。

 

ヘラにお願いしたらちゃんと真剣にきいてくれて

手厚くご守護してもらえそうです。

 

次回は、【じぶんの太陽がキラキラ輝く魔法の習慣⑦星の観点からみた 恋愛☆結婚

【 人は新しい自分と出会いたくなったときに恋をするです。

 

By なつめ