婚活体験連載・第9回 結婚を夢見てる「お呼びではなかった」
【連載記事】
カフェスタイル
前回、人生初の合コンへ行って「合コンってこんな地獄なの!?」と衝撃を受けました。
ドラマとかテレビで見るイメージでは、きゃぴきゃぴしたものであった…。
合コンはこんなものではないはずだ!たぶん。
というわけで、一緒に合コンへ参加して「地獄を見たわ…」というシロクマ子に、今度は企業開催の合コンへ行ってみませんか?とお誘いをかけました。
そこでは合コンの黄金比率と言われているらしい5対5での開催、飲み放題・食べ放題、席替えはスタッフの人が合図するよって言うスタイル。
サイトの写真を見る限り、合コンのイメージにばっちりあいます。
みんなでグラスを持って乾杯して、ご飯食べて、お喋りして…っていうのが私の合コンのイメージ。
でも、どの婚活系サイトでもそうですけど、写真のイメージと実際に来る人って違いますからね!
※写真はイメージです。っていう言葉を忘れてはいけません。
どんな感じなのかなぁとドキドキしつつ、シロクマ子もついて来てくれるということで、企業開催の黄金コンパへ行ってみました!
とあるビルの一室
当日、真昼間にやってきた先はとあるビルの一室。
ここが今回の合コン会場とは、誰も思うまい。
急な階段を上っていくと、マーズカフェの入り口があるのでインターフォンを押します。
なんかもう、ホームパーティーにやってきた気分。
スタッフさんがドアを開けてくれて、玄関先で受付を済ませるとすぐそこが合コン会場となります。
中に入ってみると、カーテンは閉め切られていて、オレンジ色の照明で照らされたちょっと薄暗いお部屋です。
くじを引かされて、自分の番号の席に座っていきます。
ここでシロクマ子とはお別れです。(と言っても、同じテーブルに着席するのですが…)
プロフィールシートなんてものはないので、人が集まるまでしばらく待機命令が出ます。
(*´∀`){はい、やることがありません。
目の前に男性はいますけどね、まったく話す雰囲気じゃないんですよ。
というか、先に来ていた人たちが会話をしていないから、こちらもだんまりです。
男女5人ずつ集まったところで開始かと思いきや、「あと1人女性が来ます」とのこと。
黄金比率はどこへやら、ですが、遅刻者を待つ間にネームプレートに名前を書いていくことになりました。
書くのは下の名前のみです。
フルネームでなければ苗字でもない、MANAとでっかく書くだけです。
「うわー、間違えてフルネーム書いちゃったー」とか言う男性がいるのも、お約束みたいなものですね。
合コンとは
さて、遅刻者もやってきて、合コン開始!
好きな飲み物を冷蔵庫から出し(もとい男性に出してもらい)、お菓子を開けてお皿の上に持っていきます。
余談ですが、このときお菓子を開ける係りに任命された私、手が滑ってなかなか開けることができませんでした。
「え、開かない?嘘でしょ?マジで?」と慌てていた私に声をかける者はおりませんでした。
「やだぁ、開かな~い」というぶりっ子アピールしてんじゃねぇよ、と思われたのか、お前みたいな奴を助ける理由はないと初めから切り捨てられていたのか、真相は闇の中です。
(´Д`。){本当に開かなかったのに…。悲しい。
さて、5対6(女性が1人多い)で始まった合コンスタイルのパーティー。
「始めてください~」という緩い合図のあと、司会者は部屋から消えていきます。
残された私たち、しばらく戸惑う。
「いきなり放置?」
「とりあえず、乾杯する?」
「そ、そうだね……」
そんな感じで始まる会話。
必然的に、近くにいる人とお話しすることになります。
ほぼ5:2:4のグループに分かれての会話ですね。
真ん中の男女だけどっちのグループにも入れずに、2人で話すことが多かったです。
さて、私たちのグループ。
端から二番目の席に座った私は4人グループでお話します。
女性は私ともう一人のキレイ系女子。
なんか百貨店でキラキラする物を扱う仕事をしているらしく、可愛らしさ満点でお淑やかな女性でした。
ヾ(*・ω・*)ノ{あれ、おかしいな…。男性の視線がほとんど私の隣の女性ばかりだぞ?
会話をしているものの、除け者感が半端ない空間。
なら、隣の会話に入ろうかと横を見たけれど、これまた綺麗な女性が男性と2人で会話をしています…。
合コンとはキラキラした場所。
きゃぴきゃぴした場所。
みんなが会話を楽しみ、笑って、過去の恋バナとかするのです。
そんなネタ、私は持っていない。
読む前から既に結果は見えていた方も多いだろう。
そう、合コンとは私が赴くべき出会いの場所ではなかったのだ。
婚活パーティー以上の疎外感を覚えるのは、同じテーブルについているのに、ろくすっぽ会話に加われないからですね。
。゚(゚´Д`゚)゚。{ツラい。ツラすぎる。
合コン黄金比率なんて関係ない。
ここで話せるかどうかは、黄金比率の問題ではなく、私の性格の問題だったのだ。
期待は裏切られる
席がえは2回あり、時間になるとスタッフの人がどこからか戻ってきてくじ引きを行います。
なので、とりあえず男性全員とお話しすることができました!
…え?
本当に話したのかって?
話しましたよ。だって、相手はコミュ能力を持っている社会人ですから、喋っていない相手に会話を振るというスキルを持っているのです。
だから、話しはしました。
過去の恋愛を引き摺っている人はいるわ、自虐ネタで笑いを取ろうとする人はいるわ、巻き込まれ事故している人はいるわで、婚活パーティーよりも人付き合いがよく見れる場でしたね。
あ、この人ってこんな感じなのね、と。
そうして全3回のトークタイムが終わってから、スタッフの人が戻ってきて、メッセージカード記入タイムです!
このメッセージカードが婚活パーティーで言う、カップリングカードになります。
つまり、気になる人に連絡先書いて渡しちゃえ!っていうカードです。
男女全員が書き終わったら、その日のイベントは終了!
メッセージカードを封筒に入れて渡されて、女性から先に帰ります。
あとから男性が帰るんだと思うと、慌てて駅まで競歩しました。
さて、気になるこの日の収穫は…アドレス2つでした!!
「2つももらえたの!?すごくない!?」と思われるかもしれません。
しかし、ここで追加情報。
シロクマ子も同じ人からアドレスをもらっているのである。
この日のお見合い合コンなるものを開催した企業のルールで、全員にメッセージカードを渡すというのがあります。
それにアドレスを書いて渡すか、ただメッセージだけ書いて終わるか、という次第。
で、全員にメッセージカードを渡すってことは、全員にアドレスを渡せるってことですよ。
その他大勢の中の1人ってことです…。
実は頑張って、この日一番いいなと思った人のメッセージカードにアドレスを書いて渡した私。
その日は夜寝るまで、相手から連絡こないかなとちょっと期待していました。
ええ、来ませんでしたよ。
あの場で浮いていた私に来るはずありません。
婚活で傷つきたくないなら、期待なんてするもんじゃあないです。
次回、理想のタイプに出会いたい。