夏の汗対策~汗とにおいを防ぐ方法
夏は汗をたくさんかく季節ですね。
流れてくる汗も、汗のにおいもなるべく防ぎたいけれど
みんなはどう対策しているのでしょうか。
熱い夏でもさわやかでいられるように、しっかり対策しましょう。
こまめに汗を拭く
年齢に関係なく、体内に疲労が蓄積すると疲労臭、つまりアンモニア臭が発生します。通常汗は弱酸性ですが、疲労度が高い時はアルカリ性に。激しいスポーツの後などにも発生しますが、これはスポーツ後の一過性のもの。ごくごく普通の生理現象ですから、ご心配なく。心配なのは、通常の生活をしているのに、アンモニア臭を感じる場合。かなり疲れが溜まり、肝臓が悲鳴を上げている状態なのです。
この疲労臭=アンモニア臭対策には、まず肝臓の機能を高めることが大切。シジミに多く含まれるオルニチンや、黒酢・梅干し・柑橘系フルーツに含まれるクエン酸が効果的です。
不眠や寝不足、飲み過ぎなど体の疲労は肝臓に一番影響が出やすいですし、肌荒れの原因にも。肌が黒っぽく見えたり、クマが出来るのも寝不足の時ですね。これは肝臓に疲労が残っているから。
疲れがピークの時は、オルニチンやクエン酸のサプリを飲むのも良いですが、根本的な解決はやはりよく眠り、休むこと。私、頑張り過ぎかも?と思う方は、どうぞご注意を!!
気になる汗のニオイ、実はそれぞれに特徴があり、対策も様々。無臭なはずの汗が、イヤ~なニオイに変化するのは細菌が原因だったのです。
簡単に着替えが出来ない!という方には濡れたタオルでのふき取りがオススメ。乾いたタオルよりも効果が高いので、汗取りシートなどでこまめに対処しましょう。
吸水性・速乾性の良い服を着る
夏に着る衣服の素材に、注目してみましょう。よくあるポリエステルなどの繊維には水分が留まり易く、脇汗などが溜まってしまいます。逆に綿は、吸湿性が高いものの速乾性には難があるなど一長一短です。とは言え、最近ではさまざまな衣料メーカーから「吸水性」「速乾性」の両方に優れた商品が出ています。汗が気になる場合は、こういった服を出来る限り着用しましょう。そしてタイトなものではなく、汗が蒸発しやすいように、できるだけゆったりした風通しのよい服を選んでください。
制汗剤を使う
制汗剤で臭いの原因となる汗を抑えたり、殺菌作用・抗菌作用のあるデオドラント剤を塗って、皮膚表面で雑菌が繁殖するのを防ぎます。
スプレータイプよりも、直塗りのクリームやロールオンタイプの方が臭いを抑える効果が高く、長持ちです。
汗腺のトレーニングをする
汗をにおわないものに変えるためには、汗腺がきちんと働いていて、普段からいい汗を流せていることが大切。ここでは、上手に汗をかけるようになるための汗腺のトレーニング法を3つご紹介します。(1)ホットヨガをする
ホットヨガのスタジオは温度が約38度、湿度が60%前後の環境に保たれています。発汗量が飛躍的に増えるホットな環境でヨガをすれば、季節を問わずに一年中汗腺を鍛えることができます。
(2)半身浴をする
36~40度の湯船に浸かり30分間半身浴をすると、ジワジワと汗が出てきます。さらに効果を上げたい人は、湯船に一握りの塩を入れましょう。岩盤浴並みの発汗が期待できますよ。お風呂からあがったら、エアコンをつけずに自然に汗が引くのを待ちましょう。
(3)有酸素運動をする
運動不足の人の汗は、アルカリ性が強く雑菌が繁殖しやすいので、ウォーキングやジョギング、サイクリングなどの有酸素運動をして汗を流す習慣をつけましょう。汗腺が鍛えられるだけではなく、におい対策にもなりますよ。
いい汗はサラサラしていますが、においを発生させる悪い汗はベタベタ……。自分の汗の状態をチェックしたときに「ベタついているな」と思ったら、汗腺のトレーニングをしてみてはいかがでしょうか?