夢は秘密の扉――
潜在意識に押し込められた真実の心を、フォーチュンナビゲーター阿雅佐が解き明かします。
第2回 引越する夢
引越しをすることになった。部屋を片づけ、要らないものを処分していく。よくわからないものが次から次へと出てきて大変だったが、なんとか片づけをしなければいけない。
シーンが変わって、私は新しい家に入ろうとしていた。部屋はがらんとしていたが、嫌な感じはなかった。「これが新しい家か」と思った。
不安と緊張がないまぜになるこんな夢、誰しも見たことがあるのではないでしょうか。
引越は転機の象徴です。
あなた自身が新しく生まれ変わろうとしていることを、「生活の拠点である家を引っ越す」というかたちで夢は暗示しいるのです。
家はあなた自身の象徴です。
夢の中の家はどんな感じでしたか?
狭くて家具がぎゅうぎゅう詰めになっていた場合は、スタイルにコンプレックスを持っているのかもしれません。
ただっ広くてがらんとしていた場合は、交友関係の狭さを卑下していたり、自分は中身のない人間だという引け目があるのかも。
モノやごみが散乱している部屋なら、恋も仕事も思うようにならず、いろんなしがらみにがんじがらめに縛られている状態を示唆しています。
引越は、古い自分に決別し、新しい自分へと生まれ変わろうとしていることを表しています。
意を決してダイエットに集中し、なりたい自分になるという未来。
趣味や習い事などで活動範囲を増やし、新たな出会いをつかむという未来。
古いしがらみを断ち切り、本当に自分のやりたいことを見つけるという未来。
その一大プロジェクトが今まさに動き出そうとしていることを、夢は告げているのです。
引越先の室内の印象は、あなたが体験することになる新しい生活を象徴しています。
「がらんとしているが、嫌な感じはなかった」と感じたのなら、「とびきり愛想がよいわけではないが、いい人たちとの出会いがある」ことを示します。
その中のひとりと、もしかしたら恋に落ちることもあるでしょう。
「前の部屋の方がよかった」と感じた場合は、文字通りの落胆を味わうことになるかもしれません。
とはいえ、第一印象だけで結論を出すのは時期尚早。しばらくつきあっていく中で、「意外にいい人だった」と思う日が来るかもしれません。
「いい部屋なのだが、駅から信じられないくらい遠いのが難点」と感じたは、あなたが自己改革を成し遂げるために努力が必要であることを示唆しています。
引越作業はラクでしたか?
スムースに作業が進んだ場合は、あなたの自己改革もまた円滑にいくことを予知しています。
荷物がなかなか片付かなかった場合は、元彼への思いを忘れられずにいるのかも。
あなたは今、思い切って過去をリセットすべきときに差し掛かっているようです。古いものと決別することで、人はまた新たに宝物を得ることができます。
誰かが手伝ってくれたなら、実生活でもまた、周囲の手助けによりあなたのプロジェクトは成功するでしょう。
引越業者が優秀だった場合は、思いがけないヘルプを得られるという予兆です。
いろいろ探してやっと見つけた場合は、紆余曲折を経て、あなたの自己改革が実現することを表します。
ネットやチラシなどで偶然見つけた場合は、実生活に置いても、予想していなかったきっかけで自分を変えることができるでしょう。
誰かに見つけもらった場合は、あなたが周囲のサポートを得て転機をモノにすることを示しています。
自分を変えたいという思いは、誰の心にも必ず眠っているものです。春の訪れと共に、なりたい自分になるためのチャレンジを始めてみてはいかがでしょうか。