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コバエの対策、きちんとしていますか?家の中でコバエが大量発生してしまったら最悪ですよね。そうなる前に、コバエを発生させないための対策を考えていきましょう。今回は家の中にコバエが発生する原因やコバエ撃退のためのおすすめグッズ、コバエ予防のための対策についてご紹介していきます。
コバエ対策の前に…コバエについて
コバエ対策をする前に、コバエの生態について知っていきましょう。退治する敵を知ることで、コバエを撃退する方法や、大量発生させない対策も立てることができます。
コバエの種類
コバエにはいくつか種類があるのをご存知でしたか?主に、コバエの種類は4つに分けられます。それぞれの特徴をみていきましょう。
ショウジョウバエ
生ゴミの近くに発生するコバエは「ショウジョウバエ」といいます。黄赤色をしていて、目が赤いのが特徴です。果物や樹液などを食料としており、お酒や酢、アルコールなどに集まってくるといわれています。
ノミバエ
「ノミバエ」も生ゴミの近くに発生するコバエです。小さいうえに動きが早いのが特徴で、その名前のとおり、ノミのようにぴょんぴょん跳ねるように飛びます。屋内害虫として有名です。
キノコバエ
腐った植物を好むコバエが「キノコバエ」です。体はカタカナの「カ」の形に似ています。植物の栄養となる腐葉土の中に卵が混入していることもあり、室内に観葉植物を置くことで、家の中にキノコバエの卵を持ち込んでしまうケースも。
チョウバエ
湿気があるところを好むコバエは「チョウバエ」といいます。チョウバエは夜行性のコバエで、明るいうちは大人しいのが特徴です。ゴキブリが寄りつかない場所でも発生する害虫です。
コバエはどこからくる?
いつのまにか家の中にいるコバエ。対策を立てるためにも、コバエがどこからやってくるのか、把握しておく必要があります。
先ほどご紹介したように、ショウジョウバエやノミバエは生ゴミから発生し、キノコバエは家庭菜園や観葉植物などに使われる腐葉土から、チョウバエは下水管から室内へ入ってくるなど、コバエは種類によって生態に違いがあるのです。それぞれの発生ポイントを押さえて、コバエ対策を立てるようにしましょう。
コバエの活動範囲
コバエの活動範囲は主に、台所、観葉植物、トイレです。生ゴミから発生するコバエはゴミ箱以外に、台所周りにも現れるので忘れずに対策しましょう。土の中に卵があるキノコバエは観葉植物の周辺で発生するため、リビングやベランダなどに現れやすいでしょう。下水管からやってくるチョウバエの発生ポイントは主にトイレですが、台所やお風呂場にも現れます。
コバエが大量発生する原因
コバエが大量発生する原因として考えられるのが、コバエが発生する条件が整ってしまっていることです。
野菜などの切れ端、腐った果物などを放置してしまう台所の三角コーナーは、ショウジョウバエが大量発生しやすい場所なので対策が必要です。ノミバエも生ゴミの周辺に発生しやすいですが、腐った肉や水、観葉植物も好みます。元気な観葉植物に発生するのはキノコバエで、高温多湿の環境になると大量発生しやすいです。湿気を好むチョウバエは、汚い下水管でも生きられるので、水場の掃除をしっかり行わないと大量発生するでしょう。
また、メスのコバエが家の中に卵を産みつけることも、コバエが大量発生する原因になります。家の周辺にコバエが大量発生している場所があるなら、そこから卵を持ったメスのコバエが家の中に侵入してくるかもしれません。網戸に防虫スプレーをかけるなど、コバエ対策を行ってください。
コバエ撃退!コバエ対策おすすめグッズ
家の中でコバエが大量発生してしまったら、コバエを退治していきましょう。続いてはコバエ撃退に有効な、コバエ対策おすすめグッズをご紹介していきます。コバエ撃退グッズはコバエの種類によって効果に違いがありますので、発生しているコバエの種類をきちんと確認してから購入してくださいね。
金鳥「コバエがいなくなるスプレー」
金鳥の「コバエがいなくなるスプレー」は、スプレータイプの殺虫剤です。1プッシュでゴミ箱に群がるコバエを撃退し、その後も継続して使い続けることでコバエの発生を予防する対策になります。ショウジョウバエ、ノミバエ、キノコバエ、チョウバエと4種類のコバエに効果的なため、おすすめです。
アース・バイオケミカル「業務用コバエジェット」
コバエの幼虫対策にもなる殺虫剤「業務用コバエジェット」は、細いノズル付きのスプレータイプなので狭い隙間に潜むコバエも撃退できます。ショウジョウバエやキノコバエといったコバエには約2、3秒間(幼虫の場合、1㎡あたり約5秒間)、ノミバエやチョウバエには約5秒間(幼虫の場合、1㎡あたり約10秒間)噴射していきましょう。
金鳥「コバエコナーズ ゴミ箱用」
殺虫剤が苦手な方におすすめなのが、ゴミ箱に設置するタイプの金鳥「コバエコナーズ ゴミ箱用」です。使い方はゴミ箱の蓋の裏に貼るだけと簡単なのに、約30日間もコバエ撃退効果が続きます。コバエを寄せつけないための対策としてもおすすめのグッズです。
イカリ消毒「排水口コバエ退治 ヌメリとりプラス」
配管から発生するコバエを撃退するのにおすすめのグッズが、イカリ消毒の「排水口コバエ退治 ヌメリとりプラス」です。こちらは幼虫のみを駆除するタイプのグッズで、コバエが成虫になって飛び回る前に撃退したい人におすすめです。コバエ対策だけでなく、配管のヌメリとりや消臭、除菌の効果も期待できます。
アース製薬「ハエとり棒 園芸用」
家庭菜園や観葉植物、花壇などに近づいてくるコバエの対策なら、アース製薬の「ハエとり棒 園芸用」がおすすめです。コバエが視覚で捉えやすい緑色の棒で誘引し、止まったコバエを強力な粘着剤で捕まえます。土に差すだけなので、設置も簡単です。
コバエ対策にめんつゆと酢で自作トラップ
コバエ対策に、めんつゆと酢が使えることをご存知でしたか?殺虫剤やコバエ撃退グッズを購入する前に、コバエ用の罠を自作したい人におすすめなのが「めんつゆトラップ」です。家にある、めんつゆと酢でコバエ対策を取ることができます。
作り方は簡単です。炭酸ドリンクが入っていたペットボトルを洗って乾かしておき、その中にめんつゆと酢を1:1の割合で底から約2cmのところまで入れていきます。臭いでコバエを誘引するため、底から約3cmくらいのところに小さな穴を空けましょう。コバエが逃げないように、穴は小さく開けてください。
次に、コバエが入ってくる入り口を、ペットボトルの真ん中よりも下に作ります。これで、自作のコバエ対策めんつゆトラップの完成です。
このめんつゆトラップで捕獲できるコバエは、臭いに引き寄せられるショウジョウバエになります。
コバエの予防対策!
コバエを撃退できたら、家の中に入ってこないよう予防対策を行っていきましょう。コバエが発生しやすいポイントごとに、コバエ対策の方法をご紹介していきます。
基本的なコバエ対策
コバエ対策の基本は「清潔に保つこと」です。ゴミを放置している、排水溝の掃除をしない、食べ物をそのまま放置する…。コバエを寄せつけたくないなら、毎日きちんと掃除し、食品類はきちんと管理しましょう。1匹のコバエが卵を産みつけることが、部屋の中にコバエが大量発生する原因となります。コバエは高温多湿を好むので、除湿をして湿度管理をする対策も必要です。コバエが好む環境は湿度70%くらいなので、梅雨の時期は特に気をつけてくださいね。
観葉植物につくキノコバエ対策
観葉植物につきやすいキノコバエ対策には、腐葉土を使わないことが一番です。腐葉土にはキノコバエの卵が紛れている可能性があるため、土を替えることで家の中にキノコバエの卵を持ち込まない対策となります。
ゴミ箱のコバエ対策
ゴミ箱のコバエ対策として、まずはゴミを溜めないようにしましょう。ゴミ箱に生ゴミがあるとコバエは寄ってきます。こまめにゴミを捨て、コバエ対策を行ってください。また、ゴミ箱は蓋があるものがおすすめです。蓋を閉めることでゴミの臭いが外に漏れることを防ぎ、コバエが寄りつきにくくなります。ゴミ箱に設置するタイプのコバエ対策グッズもあるので、併せて使用していきましょう。
まとめ
今回はコバエ対策について、まとめてみました。コバエの種類によって大量発生する場所が違いますが、コバエ対策の基本は「清潔に保つこと」です。コバエを撃退したあとは、今後部屋の中でコバエが発生しないように対策を立てていってくださいね。