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ギャンブラーとは、ギャンブルをする人という意味がありますが、そのほかの意味もあることをご存知ですか?今回は、ギャンブラーとは何か?ギャンブラーの意味や心理、プロギャンブラーと呼ばれる人の仕事内容など、ギャンブラーに関するさまざまな情報をまとめてみました。
ギャンブラーとは?
ギャンブラーとは、ギャンブル(賭け事)をする人のことを言います。まずは、ギャンブラーの意味や、ギャンブルする人の心理、ギャンブルに向いている人・向かない人の特徴をみていきましょう。
ギャンブラーの意味
ギャンブラーにはギャンブルをする人という意味がありますが、そのほかにギャンブルが好きな人、ギャンブルを仕事にしている人という意味もあります。また、「一か八かやってみる」というようにリスクを承知のうえで賭けに出る人のことも、ギャンブラーと言いますね。ちなみに、ギャンブラーは英語で「gambler」と書きます。
ギャンブラーの心理
ギャンブラーに共通する心理は、ギャンブルに勝つ自信があるということ。たとえ負けが続いたとしても、「これだけ負けてるんだから次は勝つに決まってる」という心理や「今は負けても賭け続ければ必ず勝てる」という自信が芽生えてきます。その自信があるからこそ、ギャンブルにハマってしまう人も出てくるのです。
ギャンブルに勝った経験がある人のなかには、勝ったときの快感が忘れられず、再びその快感を得たいとギャンブルを繰り返すうちに、いつの間にかギャンブル好きになったという人も少なくありません。また、ギャンブラーの中には「負けた分を取り戻すまではやめたくてもやめられない」という心理状態になっている人もいます。
ギャンブルに向いている人・向かない人の特徴
ギャンブルには、向いている人と向かない人がいると言われています。ギャンブルに向いている人の特徴としてよく挙げられるのは
- 冷静な判断ができる
- すぐに熱くならない
- 確率計算ができる
- 情報戦に強い
といったものです。反対に、ギャンブルに向かない人の特徴としては、
- 感情的になりやすい
- 運でなんとかなると思っている
- 人の言うことに流されやすい
といったものが挙げられます。もちろん、ギャンブルに向いている人の特徴に当てはまっているからといって、ギャンブルに勝ちやすいとは限りません。
ギャンブラーの誤謬(ごびゅう)とは?
ギャンブラーには気をつけたい心理状態があります。それが、「ギャンブラーの誤謬(ごびゅう)」です。
ギャンブラーの誤謬とは、客観的な数値や確率論に基づく根拠を無視し、突如、自分の主観や経験をもとに合理的でない判断をしてしまう心理状態のことです。誤謬には「誤り」という意味があります。
たとえば、「隠しているカードは裏か表か」という問題があったとき、カードが表の確率は50%、裏の確率は50%です。ですが、10回連続でカードが表だった場合、カードの表が出る確率と裏が出る確率が50%であることは変わらないのに「ここまでカードが表だったから、次は裏が出るだろう」と勝手に思い込んでしまう心理状態のことをギャンブラーの誤謬と言います。発生確率は決まっているなか、一定期間、結果が偏っていた場合に「次は発生確率が低い方が発生するだろう」という不合理な判断をしてしまうのです。
これはギャンブラーだけでなく投資家も気をつけるべき心理状態と言われています。また、ギャンブラーの誤謬は、「ギャンブラーの錯誤」と呼ばれることもあります。
プロギャンブラーってどんな人?
ギャンブラーとはギャンブルをする人、ギャンブルが好きな人のことですが、趣味が高じて仕事にしてしまう人もいます。それが、プロギャンブラーです。職業がギャンブルだという人たちはどんな仕事をしているのでしょうか?プロギャンブラーの仕事内容や年収など、気になることを調べてみました。
プロギャンブラーの仕事内容
プロギャンブラーの仕事内容は、ほとんどが「パチプロ」「スロプロ」のようです。パチプロ、スロプロとは、パチンコやスロットで稼ぐ、プロの人たちを指します。
また、最近ではカジノをメインにしたプロギャンブラーも多いそうです。カジノといえば海外を飛び回るイメージですが、今はオンラインカジノも普及しているため、日本にいてカジノで稼ぐプロギャンブラーもいます。
では、そんなプロギャンブラーの人たちはどれくらい稼いでいるのか、チェックしてみましょう。
プロギャンブラーの年収
ギャンブルを仕事に選んだ人の年収に、決まった金額はありません。ギャンブルに買ったお金の総額が年収となるため、自分の腕次第で年収を上げることができますが、上手くいかなければ、マイナスになる可能性も十分あります。
残念ながら、職業がギャンブラーの人で年収を公表している人を見つけることはできませんでした。ですが、プロギャンブーのなかにはSNSなどで「1日で80万稼いだ」「1日で100万稼いだ」という発言をしている人がいるようです。もしかすると年収数千万というプロギャンブラーも実在するのかもしれませんね。
一方、当然ながら「1日で40万損した」「1時間で100万消えていった」というプロギャンブラーも少なくありません。収入が安定しないのがプロギャンブラーの特徴です。プロギャンブラーとして職業を名乗っているけれど、儲けがなく、仕事として成り立っていない人も多いようですね。
ギャンブラーの破産問題とは?
プロギャンブラーでなくても、ギャンブルで大金を手にした人を見ると、自分もギャンブルでお金を稼ぐことができるのでは?と思いますよね。ギャンブラーになるのも悪くないかも…と考えたとき、知っておいてもらいたいのが「ギャンブラーの破産問題」です。
ギャンブラーの破産問題とは、「ギャンブラーが破産する確率はどのくらいあるのか」という確率の問題で、言い替えると「ギャンブラーが目標金額に達する確率はどのくらいか」ということになります。問題と式が難しいので、簡単に結果だけ知りたい人は読み飛ばして、最後の方だけ読んでくださいね。
ギャンブラーが破産する確率を算出するための公式は次のとおりです。ギャンブラーの最初の所持金をn、目標金額をy、勝率をxとします。勝ったときは+1、負けたときは-1として、この公式に数字を当てはめていくと、破産する確率が算出できます。
たとえば、所持金として100枚のチップを持ち、ルーレットゲーム(勝率47%とする)に1回1枚ずつチップを掛けて、目標金額を150枚と設定した場合、公式に当てはめて計算すると、このギャンブラーが破産する確率はなんと約99.5%、目標金額に達する確率は約0.4%という数値が出てきます。つまり、100人中99人以上は破産することになり、100人に1人も目標金額に達することはできないのです。ギャンブラーの破産問題では、勝率が高いほど破産する確率は下がり、勝率が低いほど破産する可能性が上がります。
「勝率が高いゲームだけを選べば、ギャンブラーとして生活できるのでは…」と思うかもしれませんが、ゲームを提供する側も負けっぱなしでは商売になりません。ルールが変わったり、ゲーム台が変わったりと、ギャンブルの世界も変化し続けています。ギャンブルだけで生活するというのは、それほど簡単なことではありません。
まとめ
今回はギャンブラーとは何か、ギャンブラーの心理や、プロギャンブラーの仕事や年収についてご紹介しました。ギャンブルは向いている人、向かない人がハッキリ分かれると言われています。「楽しそうだからギャンブルしてみたい!」と始めて、ビギナーズラックでギャンブルに魅了され、ハマってしまうという人も少なくありません。ギャンブルをゲーム感覚で楽しむのはいいですが、くれぐれもハマりすぎないように気をつけてくださいね。