自分の運勢の強弱を知る「12運」について


前々回の「運勢の強弱を知る「12運」について2」では、十二運のうち、胎、養、長生、前回の「運勢の強弱を知る「12運」について3」では、沐浴、冠帯、建禄、帝旺ごとの運勢について見ていきました。

ここからは、衰、病、死、墓、絶と、いよいよ人の人生で言えば、老いから死後の世界へと入っていきます。
ただ、そのように書くと衰から絶については悪い運気のように思えてしまうかもしれません。
そうではなく、これはあくまでもエネルギーの強弱を示しています。

胎、養のような赤ちゃん期を示す運気と、衰、病、死のような人生の終わりの時期を示す運気は、エネルギー的には似たような力量になりますが、前者は上昇していくもの、後者は下降していくものになります。

これは一概に上昇していくから運勢が良くなる、下降していくから運勢が悪くなるという意味ではなく、例えば日柱などに強すぎる星を持っている人は、力が弱まる方向に行く運気の方が良いですし、逆に日柱が弱い人は、力が強くなっていく運気の方が良いということになります。

四柱推命においては、何よりも五行の力量のバランスが重視されます。
バランスが取れているイコール良い運勢ということになります。
バランスがあまりにも偏っているがためにとびぬけて成功する外格という運を持っている人もいますが、そういう人は振れ幅も大きく、ひとたびバランスを崩すとどん底まで落ちていってしまうことも多いのです。

一世を風靡するほど社会的成功をおさめた人が、スキャンダルや犯罪などで一気に地の底に叩き落され、最悪自殺や逮捕までされてしまうこともありますね。
これは元々五行が偏っていて、偏っていたがためにかえって突き抜けた成功をおさめていた人が、その五行が流年によって剋されるなど、力を弱めることによって起こります。

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