海王星で見る精神的に不安定になりやすい時期1


前回の「海王星で見るあなたの精神病傾向2」では、出生図の中で海王星と太陽がアスペクトを取ったときの影響について見ていきました。

海王星が他の星とアスペクトを形成していると、夢見がちな性質が発現します。
ロマンチストであり、想像力豊かな人です。
感受性が豊かで他者の気持ちや苦しみを想像して同情する力も強いので、奉仕の心にも長けています。
ボランティア活動や募金活動に対する感度が高い方も多いでしょう。

ただ、想像力が優れているのは良いことばかりではありません。
占星術においては、海王星はどちらかと言うと良い面よりも悪い面を取りざたされることが多い惑星です。
海王星とのアスペクトは、アルコールや薬の副作用のように、情緒が安定せず、心の弱さや不安定さが現れやすいのです。

あなたの周りの人に、妄想癖のある人はいませんか?
もしくは、想像力が豊かすぎて、よくない方向性にばかり物事を考えてしまう人、心が弱く異性に溺れたり、明らかにお酒や煙草に逃げていたり、ふらふらと落ち着きなく周囲がこの人大丈夫かな、と不安になるような行動を繰り返している人はいませんか?
その人が変わり者ならばそれは天王星の働きが考えられますが、そうでないのなら海王星の働きの可能性が大きいでしょう。

私が知っている人に、太陽と海王星がタイトなコンジャンクションの方がいらっしゃいますが、その人はとても不安定な人です。
どちらかと言えばしっかり者なのに、次から次へと恋人をとっかえひっかえし、毎回その相手のことで情緒不安定になっています。
別れたらもうしばらく恋はしない!と言うのですが、そう言いつつ合コンやデートには普通に行くし、すぐに新しく出会った男性のことを好きになってしまい同じ過ちを繰り返しています。
テンションが一定せず、昼間に楽しく遊んだかと思えば夜は眠れないほど落ち込んだりと、薬に頼らざるを得ない状態になっています。
実際、精神科にもお世話になっている状態で、生まれながらに太陽と海王星があまりよくない配置にあることの弊害がダイレクトに生じています。
まだ太陽と海王星だけならまだしも、その人の場合は落ち着かない星ナンバーワンの天王星までそのコンジャンクションに関わってきているため、余計に不安定な心理状態になってしまっているのでしょう。

このように、出生の太陽と海王星が関わったときには、人生を通して不安定な精神状態が続くことになります。
さて今回は、海王星と太陽とが出生と運行の星同士でアスペクトを取ったときの影響について見ていきましょう。

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