海王星で見るあなたの精神病傾向2

海王星で見るあなたの精神病傾向2

海王星で見るあなたの精神病傾向2
前回の「海王星で見るあなたの精神病傾向1」では、出生の星と運行の星が形成するシングルチャートで、太陽と海王星が0度やソフトアスペクトを取った場合の影響について見ていきました。

今回は、太陽と海王星が、出生のホロスコープ上でハードアスペクトを取った場合について見ていきましょう。

 

<出生太陽と海王星同士がハードアスペクトの場合>

<出生太陽と海王星同士がハードアスペクトの場合>
出生の星同士が形成するシングルチャートで、太陽と海王星が90度や180度のハードアスペクトを取った場合、現実離れをした人物像が浮かび上がります。
なお、このハードアスペクトの象意は、0度の場合にも出る内容です。0度の場合はソフトアスペクトとハードアスペクト、両方の影響が出ますので、0度の星並びの方は両方を参考にした方が良いでしょう。

 

太陽と海王星が90度や180度のハードアスペクトを取った場合、海王星の夢想主義がマイナス方向に出てしまいます。
漠然としていてはっきりしない性格で、理想主義者なのですが、その理想は現実離れしています。
夢追い人どころか夢ばかり見て現実の見えていない人になってしまうのです。
実現性の薄い夢を追い求めてしまい、結果として無目的な人生になってしまいます。

優柔不断な面が強く出ると、現実感のなさがルーズさにつながり、約束を守らなかったり言ったことを忘れてしまったりと、人望を失う行動に繋がります。
それでいて、罪の意識も薄く、問い詰められてものらりくらりとかわすか、責任転嫁をするので、他人から信用されにくい人物になることもあります。
他人からすれば裏切りと言えるようなことを、裏切りとは思わずにしてしまうタイプです。
とにもかくにも自分がやっていることに対して現実感が薄く、行動の先に他人がいるということが考えられないのです。

理想主義者なことには変わりありませんが、あまり良い方向でその理想主義が発揮されません。
束縛されるのが嫌いな割には、他人に対する依存心が強いので、その依存心が他人から利用されたり、他人から言われるままに行動した結果痛い目に遭ったりします。
しかし、他人からの提案の場合には固執しないため嫌なことがあってもすぐに忘れるという面もあります。
新しい環境にもすぐに順応します。
勤め人には向かず、個人プレーで生きていく道を探した方が良いでしょう。

 

ソフトアスペクトと同じく、芸術関係、お酒関係などが適職です。
船乗りなど、海に関する仕事も良いでしょう。

■「離婚星」と呼ばれる太陽海王星ハード

■「離婚星」と呼ばれる太陽海王星ハード
太陽と海王星がハードアスペクトを取っている人は、「離婚星」と呼ばれるほど離婚をする可能性が高いと言われています。
ただし、土星や冥王星が影響しているときのような重苦しい形や、火星や天王星が影響しているときのような激しい感情が伴う離婚ではありません。
この星並びの人にとって、離婚は特段の苦痛を伴わないものなのです。

この星並びの人は、恋愛に対して、驚くほどの軽さを伴う場合があります。
ソフトアスペクトの場合も、男性に対して依存心が強く理想が高い傾向にありますが、ハードアスペクトの場合は、さらに結婚に対してすら抵抗がなく、その結婚がうまくいかずに離婚したとしても、すぐに次の恋愛に走る傾向にあるのです。

太陽と海王星がハードアスペクトの人は強い放浪癖を持っていますが、恋愛に関してもふらふらと落ち着きのない面が目立ちます。
女性であっても遊び感覚で出会い系などをごく普通に使うタイプです。

また恋愛について一般と感覚が剥離していてそれを悪びれもせず隠しもしない場合が多いため、遊び目的の男性に目を付けられやすいという悪循環もあります。
ただ、その分苦悩も少ないので、結婚に関してはソフトアスペクトの人よりもハードアスペクトの人の方が悩まずにすむでしょう。
恋愛や結婚に関して、常に酔っぱらっているようなものだからです。

ただし、太陽と海王星のハードアスペクトを持つ女性は、男を見る目がなく、いわゆるモラハラの男性を好きになってしまう場合が往々にあります。
夢見がちな面が強く、少女マンガのアウトローな男の子のようなどこか陰のあるタイプに魅力を感じてしまったり、救済者になりたがって供依存関係に陥りがちな恋愛をしてしまうことが多いのです。
「この人には私がいなきゃ」などと思い始めたらそれこそ要注意です。
この対応の人は恋愛に没頭しているときにあまり聞く耳を持ちませんが、周囲の意見を参考にするように心がけましょう。

またこの星並びの人は、自分に酔う傾向が強いため、自分の不幸話を人にしたがります。
悲劇のヒロインな自分に酔ってしまうのです。
精神的に依存傾向が強いので、恋愛、お酒、ドラッグなど、中毒性のあるものには特に注意が必要です。
また、薬との縁も切れません。

特に精神病にかかりやすいという面も持っているため、精神安定剤を飲む機会が起こりやすいでしょう。
特に、海王星が木星や土星と凶角度になる場合には注意が必要です。

 

次回は、出生の太陽(海王星)と運行の海王星(太陽)がアスペクトを取った時の影響について見ていきましょう。