四柱推命とホロスコープの合わせ技でワンランク上の運勢判断を!2

前回の■「四柱推命とホロスコープの合わせ技でワンランク上の運勢判断を!1」では、複数の占術を用いることのメリットと、ホロスコープ(西洋占星術)と四柱推命の共通点 についてお話ししました。

今回は、この二つの占いの共通点について、もう少し掘り下げてお話しすることとしましょう。

 

西洋占星術は、前回もお話ししましたが、ホロスコープをもとにした「星占い」です。
太陽と月、冥王星を含んだ10の恒星と惑星、衛星、その他のいくつかの天体、12の星座(サイン)と12のハウスを使って占います。

四柱推命は、東洋占術の一つで、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の10の「干」と、子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥の12の「支」の組み合わせからなる「六十干支」を用いて占います。

ここで、共通した数字が出てきていることにお気付きでしょうか。

12のハウス、12のサイン、10の主な天体を用いて占う西洋占星術と、12の支と10の干を用いて占う四柱推命。
同じ12と10という数が、占術の根幹を成しているのです。
数の組み合わせによる公倍数や公約数は共通しますから、お互いに関係してくる数字も当然共通項が多くなるはずです。
つまり、大きなイベントごとが起きる年が似通ってくる、ということです。

 

他にも、土星が10年で120度移動し、10年ごとにある天体に対してソフトアスペクト(吉角度)を取ることになることや、木星が12年でホロスコープ上を一周することなど、10と12に絡んだ要素はたくさんあります。

その上、この二つの占術は、出生時間と出生地が分からなければその人の人生のことが正確に分からないということが共通しています。
東洋と西洋、太陽暦と太陰暦、キリスト教と道教、歴史もカレンダーも宗教も全く異なる流れの中にあった二つの占いが、前提として必要とする情報やキーワードとなる数値を同じとするというのは、全くの偶然という訳ではないと思います。

ですからこの二つは、言ってみれば大昔の二人の天才が唱えた、二つの学説であると考えればよいでしょう。
大抵の場合、甲乙つけがたい学説というのは、その両方の利点を取り入れた新学説により両方が補完されることになります。

ですから西洋占星術は四柱推命の弱いところを、四柱推命は西洋占星術の弱いところを補うように用いるのが一番であると思います。
もちろんどちらも大昔は当時の官僚や神官といった最高レベルの教育を受けていた人たちが嗜んでいた学問ですから、決して易しいものではありません。

 

しかし、どちらにせよ一般人レベルで専門の占い師さん並みの知識を取り入れるのはかなり大変な分野なのですから、両者を同時に用いることで、精度だけでも上げるのは初心者だからこそ大事なことになると思います。

さてそれでは、西洋占星術と四柱推命を、どのように使い分ければよいのでしょうか。
二つの占いの使い分けによって、占い上級者を目指しましょう。

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