幸運を呼ぶ「120度」の角度を利用しよう!1

前回の「科学的な観点から見る「相性診断」の最先端3」では、ラグランジュ点について触れながら、天体間の関係性における「エネルギーが安定しているポイント」とホロスコープでのソフトアスペクトの合致についてお話ししました。今回はこのラグランジュ点とホロスコープの関係性について、もう少し詳しくお話ししましょう。

ラグランジュ点のうち、L4とL5と呼ばれるポイント(天体から左右に60度の点)は、エネルギーが安定しており、ちりや小惑星がたくさん集まっている天体力学上の重要なポイントです。特に木星のラグランジュ点は多くの小惑星群を抱えています。詳しくは、下記のJAXAのサイトの一番下の画像を見ると分かりやすいかと思います。

JAXA はやぶさ2プロジェクト (Hayabusa2 Project)
「トピックス 太陽−地球系のL5点付近の観測について」

ラグランジュ点は、運動力学の「ラグランジュの運動方程式」によって導き出されるポイントですから、どの天体間にも生じるポイントです。その理屈から行くと他の天体にもこういった小惑星群が存在していいはずなのですが、小惑星が集中しているという点においては、木星のラグランジュ点は太陽系内でも最大の規模を誇っています。逆に言えば、木星の重力場におけるラグランジュ点の安定性は太陽系随一ということなのです。

地球上の水であろうと宇宙空間であろうと何であろうと、物体はエネルギーの安定した場所でとどまります。宇宙空間内でちりや小惑星がそのポイントに多く集まるということは、その近辺で最もエネルギーの流れが安定している場所がその場所であるということです。

ホロスコープで使用する主要な天体は太陽、月、地球以外の各惑星と冥王星の10個、現実の主要な天体もそれと同じであると考えると、ホロスコープと現実の物理現象が合致する確率は10×10=100分の1です。
ホロスコープにおいて、太陽系最大の吉星と呼ばれる木星が、太陽系で最も安定したラグランジュ点──エネルギーの安定したポイント──を持っているということは、単なる偶然なのでしょうか。

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