前回の「性格傾向から分かる!占いに欠かせないその人の出生時刻」では、ホロスコープのハウスから出生時刻を推測するためのヒントについてお話ししていきました。
前回お話ししたこと以外にも、「そのハウスに入っていることからこういう傾向になる」というものを総合的に見ることで、その人の出生時刻を推測することができます。
特に太陽と月は、太陽がその人の公的な顔、月がその人のプライベートでの顔を表しますから、この二つが在室しているハウスを見ることは、非常に参考になります。
ただ、もし自分自身や家族ではなく他人の出生時刻を推測しようとする場合は、月を見てもあまり分からないことが多いかもしれません。月はあくまでもプライベートの顔で、ごく親しい人にしか見せない顔になります。ちょっとした友達程度では見られない、それこそ家族レベルに気を許した相手でないと見られない領域になりますので、他人の出生時刻を推測しようとする限りは太陽によって判断する方が分かりやすいでしょう。
自分自身や家族、恋人のように、プライベートの顔を見ることができる相手であれば、月も使って出生時刻を推測することができますしその方が的中率も高くなります。
会社や所属している組織での評価は人格含めとても高いけれど、家族にとっては無関心だったり攻撃的だったりで良いイメージのないお父さんという感じの方が時々いますが、そういう人は太陽が良い状態にあって月が悪い状態にある人です。良い状態、悪い状態というのは在室しているハウスだけでなくその天体が他の天体とどのようなアスペクト(角度による関係性)を取っているかによって判断されますので、ホロスコープを見る際はハウスだけでなくアスペクトも見るようにしてくださいね。
さて今回は、2ハウス以降に太陽が入っている場合にどのような傾向が現れるかについて見ていきましょう。