四柱推命で「比肩」「劫財」を持つ人の適職について

前回の「自分の生まれながらの適職が分かる四柱推命2」では、四柱推命により、通変星から適職を考える方法について、簡単に説明しました。

前回は10個の通変星が属する5つのグループについて大まかにお話ししましたが、今回からは更に詳しく、通変星ごとの仕事に対する適正や、適職について見ていきましょう。

再度リンクを貼りますが、以下のサイトで自分の生年月日、出生時刻、出生地、性別を入力して占います。

暦と占いの部屋
出てきた表中の「通変」欄のうち、以下の③④⑤にどの通変星が出ているかを元に、向いている仕事などを占うことになります。(③④が主で⑤がサブと考えます)

今回は、10個ある通変星のうち、「自星」と呼ばれるグループに位置する、「比肩」と「劫財」について、どのような仕事に向いているか、逆に向いていないかを見ていきましょう。

比肩星の性質

「◯◯に匹敵する、肩を並べる」等の意味で、「◯◯に比肩する」という言い方をすることがありますが、比肩はその用法のように、負けず嫌いで、強い意思を持って自分のエネルギーを高めていく星です。
他者と張り合い自分を貫く性質がありますから、一見人当たりがよさそうな人であっても、会社の規則や組織のルールや慣習が自分の価値観に合わない場合、それに合わせて自分を変えるなどということはできません。
このため、古くから続く大企業や公務員、上司の締め付けがきつい会社などでは、思うように力を発揮することができないでしょう。
特に、③や④の部分にこの星が出ている場合は、こういった旧態依然とした組織に馴染みつつ仕事をすることにかなりの抵抗感を感じてしまいます。
逆に、フリーランスや自営業など、組織のルールや上司の権威などに縛られずに、自分のスタイルで自由に仕事ができる環境であれば、のびのびと本来の実力を発揮することができます。

<比肩星が③④の位置にある人に向く職業>
・自営業、実業家、フリーランス、職人さんなど、主に自分の力で事業を運営していく仕事が向いています。(ただし命式中に比肩が3つ以上ある場合は、先走りすぎていたり取引先とうまく行かない傾向にあるので事業運営は難しいと考えます。)
・管理職以外の指導的立場により人を牽引していける仕事にも向いています。経営者、塾講師、インストラクター、弁護士、アドバイザーなど。
・人との協調があまり必要なく、ある程度自分だけでできる仕事が最適です。芸術家、伝統工芸品などの作家、シナリオライター、芸術家、学者、記者など。

<比肩星が③④の位置にある人に向かない職業>
・人に使われる仕事、人の下につく仕事。サラリーマン、公務員などには向きません。
・金融関係業、事務員などの細かい気遣いや慎重さが求められる仕事は苦手としています。
・人と協力しながら進めていく仕事は比肩星が苦手とするところです。これは単純に人当たりの問題というよりも、チームワークが求められる仕事、誰かと力を合わせてひとつの目標に向かっていくことが苦手なので、例えばプロジェクトチームなどで「あなたはこれを担当してね」と一人で1つのタスクを与えられたような場合には力を発揮することができます。

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