科学的な観点から見る「相性診断」の最先端3

前回の「科学的な観点から見る「相性診断」の最先端2」では、ホロスコープにおける「相性」の科学的な根拠についてご紹介しました。

実際に天体力学について勉強していれば、驚くほどにホロスコープの見方と合致する宇宙空間内のエネルギーの状態について、占星術の分野ではほとんど触れることがありません。実際みなさんも、その見地から書いている記事はほとんど見たことがないのではないかと思います。

しかし、現実の天体間のエネルギーのあり方について知っておくことは、「なぜホロスコープがこの条件下の時に○○な効果が生まれるのか」ということについての理解を深めることになります。ホロスコープは「単なる占い」ではありません。
「天体力学と占星術の橋渡しをする研究者がいないために解明されていないだけの科学」です。
どうぞそのことを忘れずにいてください。辛いときに占いにすがるのは医者を頼るようなものです。

もちろん解明されていない科学ですから、統計学としての実績以上のエビデンスがないのは確かです。しかし、荒唐無稽な怪しいだけの学問ではない、きちんと研究すればきちんと根拠があるものだということは頭においておいていただきたいと思います。

さて、前回、天体同士の関係性(占星術の用語を使えばアスペクト)が、天体力学上の概念であるラグランジュ点に基づくものであるということについてお話ししました。今回は、このラグランジュ点について詳しく見ていきましょう。

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