【芦屋道顕】影の支配者(2)傀儡を操る黒幕が小物なら、さらに隠れた「本尊」が【現代の呪2】

影の支配者(2)傀儡を操る黒幕が小物なら、さらに隠れた「本尊」が

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(1)では、表に出ている人物は悪人であっても、その影に潜む真の支配者の傀儡であり、一般市民からの攻撃を真の支配者の代わりにその身に引き受ける「弾除け」であると話した。

■カルトや企業の事件で「教祖」や「社長」の「黒幕がいる」は信じられるが

国家レベルで政治や経済を動かすほどの立場の人間や組織が傀儡で、黒幕がいるといえばやはりオカルト的な陰謀論というイメージで受け取られがちじゃな。

しかし、例えばカルト教団や会社が起こした事件ではまず当然に「教祖」「社長」が非難される。顔も名前も知られているから標的となり、ありとあらゆる過去が暴かれ、人格が否定されてゆく。しかし、彼らが「実はお飾り」だと分かることがある。

「カルト教団●●の黒幕は◯◯◯◯という男。教祖は黒幕の愛人で、単なる客寄せパンダ」

「△△社は出資元の××××の指示通り。社長は雇われ社長で取り替えがきくスケープゴート」

などという話が表に出れば納得してしまうものではあるまいか。そして、そのような「黒幕」がいると話題に何度も登るときは、それは事実やもしれぬのじゃ。

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