前回の「結婚時期が分かる!ホロスコープの見方2」では、ハウスのカスプとルーラーについてお話しするとともに、太陽が結婚運を見るうえで果たす役割について見ていきました。
今回は、月以降の天体と結婚運の関係について見ていきましょう。
■月がもたらす結婚運
月は家庭、プライベート、精神面、母性を示す天体です。公を離れた日常生活、素の自分を象徴する星であり、結婚は公私ともに大きな変化ですから、太陽と月はどちらも結婚に大きく関わってくる天体です。
例えば、日常生活を示す月に拡大と幸運の星である木星が絡むときは結婚の可能性のある運気ですが、同時に、元々日常生活が奔放だった人の場合は縮小と重圧の星である土星が絡むときが結婚の暗示になったりします。
全く異なる性質の天体がどちらも結婚を示すことになるのが面白いところです。
実は木星と土星は、両極端な星であるにも関わらずどちらも結婚にはとても重要な惑星です。それはこの二つが社会天体であることが大きく関係しています。
家庭は社会の最小単位であり、結婚はその小さな社会を作るものですから社会天体であるこの二つの天体が非常によく関わってきます。これは月だけでなく太陽にも言えることです。