結婚時期が分かる!ホロスコープの見方2

結婚時期が分かる!ホロスコープの見方2

前回の■「結婚時期が分かる!ホロスコープの見方1」では、結婚運を見るうえで関係してくる天体について大まかに説明しました。
今回は、各惑星について見ていくと同時に、ハウスのカスプとルーラーについてお話しします。

■惑星と同じくらい重要なハウスのカスプ

カスプとは、ハウスとハウス、星座(サインと言います)と星座を分ける境界線のことです。

ここではハウスの境界線のことを示します。
この境界線は、便宜上ラインを設けているものの、ハウスの場合においては実は結構曖昧です。前のハウスから次のハウスに移ったからと言っていきなりガラッと変わるものではなく、グラデーションのようにゆっくりと要素が移り変わります。

5度前ルールや6度前ルールといった言い方をしますが、ハウスの境界がはっきりと分かれているものではないため、次のハウスの5度から6度まで前に近付いてきた天体は、次第にこれから入室する次のハウスの影響を受けるものとされています。

もし、占いたいホロスコープの中で、次のハウスのカスプにごく近い場所に天体があった場合、その天体は現在のハウスと次のハウス、両方のハウスに入っている状態であると判断されます。

なお、この5度前ルール、ないしは6度前ルールは、次のハウスに入ってしまった後は入ったハウスの影響だけを見ることになります。5度後ルールというものはありません。
これはなぜかと言うと、天体はカスプの近くにあるときに、そのハウスに対して最も強い影響力を発すると言われているからです。

例えば1ハウスのカスプの近くにあるときは1ハウスに対して強い影響力を与えるからこそ、1ハウスのカスプに近付いてきた天体を1ハウスにも入っているものとして扱うのであって、1ハウスのカスプを越えて1ハウスに入ってしまった天体は、前のハウスである12ハウスに対して影響を及ぼすものではないのです。

このように、カスプとはハウスとハウスを分ける境界線であり、具体的には12ハウスと1ハウスを分けるカスプが1ハウスのカスプ、1ハウスと2ハウスを分けるカスプが2ハウスのカスプ…ということになります。