「英語を話せるようになりたいけれど、どうせ無理なんだろうな」
「もういい歳だしだし、今から英語を勉強するなんて……」
中学生の頃から学校で勉強をしているはずなのに、英語に対して苦手意識を持っている人は多いかと思います。けれどやっぱり、英語がほんの少しでも話せるようになると、見える世界や考え方の幅が明らかに広がっていきます。
そこで今回は、効率よく英語力を身につける勉強法についてシェアします。
1：英語ができると「わたしの居場所」が増える
英語を勉強し続けるためには、英語学習の最終目標を「話せるようになること」にするのではなく、「英語を使って何ができるようになるのか」を設定することが大切です。
わたしは昔、「英語はスキルじゃなくてツールなんだよ」と教わったのですが、大人になるにつれその意味がわかるようになってきました。
たとえばあなたが販売員の仕事をしていた場合。英語ができれば日本人のお客様だけではなく、たまたま通りすがった海外からの観光客にも接客をすることができ、商品を販売するチャンスが広がります。
そして何より、英語が少しずつ話せるようになってくると、あなたの居場所は日本だけではなく世界中につくることができるようになるのです。
2：スキルはあるはずなのに……
英語で読み書きをすることは得意なのに、道案内や料理の注文などといった日常会話が苦手だという人も多いかもしれません。
たくさんの単語や熟語、文法に関する知識があるはずなのに、どうして日常会話が苦手なのでしょうか。そのようになってしまう大きな要因の一つに「失敗してはいけない」「間違えることは恥ずかしいこと」などといった完璧主義に陥ってしまっている可能性があります。
英語を勉強し始めてすぐの頃から文法やきれいな発音で、まるでネイティブのように会話をしたいと思う。そのような理想や目標を掲げることは素敵ですが、それこそが英会話習得の妨げになってしまう場合もあるのです。
けれど、英語に限らず言語を習得するには、何度も失敗を繰り返しながら単語や文章表現を覚えていくことが大切ではないでしょうか。新しい言語を身につけることに関してその人の学力のレベルはほとんど関係ありません。
それよりも大切なのは、失敗を恐れずに覚えた言葉を積極的に使っていくという度胸こそが必要不可欠といえるでしょう。
３：英語を身につけるのにお金はかかる？
英語に限らずですが、何か新しいスキルや言語を身に付けたいと思った際に覚えておきたいことがあります。それは、「高いお金を払ったからといって、自分のものにできるとは限らない」ということ。
先ほどもお話ししたように、現在では本当にさまざまな英語の学習方法や手段が確立されています。そのため、私たちは「英語を勉強するにしても、どうやって勉強したらいいんだろう」などと、迷ってしまうのかもしれません。
個人的に勉強をしていて痛感するのは、とにかくいろんな国の英語に触れることが大切ではないかと思います。
英語という一つの言語にしても、アメリカ英語とイギリス英語ではアクセントがかなり異なります。また、英語とはいえその国独自の単語も存在し、国や地域によっても異なる部分があります。日本では一般的にアメリカ英語を学校で学習しますが、イギリスやオーストラリア、カナダ、インドなどといったさまざまな英語に触れておくことで、ヒアリンングする力もぐっと伸びるはずです。
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