ペットとのキスは本当に大丈夫?スキンシップのしすぎに注意して!

ペットとキスって本当に大丈夫?スキンシップのしすぎに注意して!
ペット飼っていますか?
よく、犬派と猫派どっち?なんてことをよく聞きます。
犬派はアウトドア、猫派はインドアとか言いますが、一緒にいることで癒され、幸せをもらいます。
今はペットの種類も増えて、うさぎやハムスターやモルモット、フェレットなどの小動物や、鳥や爬虫類など多岐にわたっていますよね。
出会ったときにビビッときて、お迎えしたらたくさんたくさん触れ合ってスキンシップをいっぱい取りたいです。
犬はよく舐めてくれますし、キスもしますよね。
猫はじゃれて引っ掻いたりしますし、他のペットも抱っこしたりいっぱい撫でたりして、触れ合います。
でも、スキンシップの中には、やらない方がいいこともあるようです。
日常的にやっていることが、体に影響を及ぼすことも。
それは人からペットにも及ぶこともあるんです。
ペットと暮らすうえで、スキンシップのボーダーラインをどのように引いていけばいいか、検証しましょう。

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【ペットから人への動物由来感染症】

一緒に暮らしていると、手を洗わなかったり、一緒に寝たり、自分の食べているものをお箸であげたりなんてことをしてしまいがちです。
普段普通にやっているペットとのスキンシップが原因で感染してしまうことがあります。
それが動物由来感染症です。
動物由来感染症は、動物から人に感染する病気で、特に有名なのが狂犬病です。
日本で問題となっているものは約80種類もあり、犬や猫、鳥から感染するものは約30種類ほどあります。
これだけでなく、珍しい種を輸入してペットにすることで、また違った感染症が発生することもあり、安易に飼うことで自ら危険な状況になっている場合もあるのでとても怖いです。
では、その主な感染症を紹介しましょう。

1.狂犬病(犬・猫) 噛み傷、傷からの唾液による感染

予防接種が義務化されているので症例は減少しているが、海外からの輸入されたものが感染していることも。
治療法はなく、1~3か月後の潜伏期間後に患部が痛み、幻覚や錯乱などが起き、昏睡状態になって死亡も。

2.エキノコックス症(犬・猫)糞に含まれる寄生虫卵が水で流されて付着し、口に入ることで感染

ペットに症状がないが、人が感染して放置すると死亡することも。
潜伏期間が長く、5~10年は無症状だがその後、膨満感が起き、肝肥大や腹痛や肝機能障害に。要手術。

3.サルモネラ症(犬・猫・鳥・うさぎ・ハムスター・モルモット・爬虫類・猿・豚)糞に含まれる微生物が感染

どの動物にもあるので、特に糞の処理に気をつけたい。
発熱や下痢、嘔吐などがあるが、まれに菌血症や敗血症を起こし、死亡することも。

4.パスツレラ症(犬・猫・鳥・うさぎ・ハムスター・モルモット)噛み傷、ひっかき傷、キス、口移しなどで感染

原因となるパスツレラ菌を犬は約75%、猫は100%保有しており、高い病原体保有率があるので要注意
ペットの場合、うさぎにスナッフル・肺炎・皮下膿瘍・敗血症の症状が出るが、他は無症状
肺炎や気管支拡張症などの呼吸器症状、皮膚などに症状があらわれ、蜂窩織炎から敗血症や髄膜炎に。
高齢者や糖尿病など持病にあると、日和感染を起こして危険なことにも。

5.猫ひっかき病(犬・猫) 噛み傷、ひっかき傷、ノミの咬刺などで菌が体内に侵入

猫の約1割が感染しており、傷を負ったあと数日から数週間の潜伏期間後、リンパ節の腫脹が。
その後1~3週間後にまれに脳症を併発して、突然のけいれんや意識障害になることも。

ノミやダニ予防などは動物病院などでできるので、感染予防はできます。
糞を介しての感染症は特に多いので、掃除の後や散歩後の糞の始末の時は手洗いは念入りにしてください。

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