デジタルと霊(1)霊は心霊スポットだけでなく身近にも。ゼロ感なら家の風水に注意
■『霊が出る場所』『心霊スポット』といえば?
霊が出る、霊と遭遇してしまったと話題になる場所は比較的限られておるな。自殺の名所や事故の多発地帯、曰くありげな廃墟や、あとは一般人が普段はあまり立ち入らぬ野山や、海や池、沼、湖や川辺などの水辺が定番じゃな。
しかし、オカルト方面に興味のあるおぬしは知っておろうが、霊は街中にも浮遊しており、繁華街にはウヨウヨしておるもの。また、神社仏閣のような聖域であっても、日が沈めばそこは異界と化し、浮かばれぬ人霊も異界の魑魅魍魎も蠢いておるのじゃな。
■室内や身近に悪霊や魑魅魍魎がいることも
さらには、霊は意外にも……。いや、霊感のある人々にとっては常識やもしれぬが、人が日常的に過ごす家の中にもいる。庭やベランダ、通勤通学路にいることも。
★霊感が少しでもあればやはり霊には気付くもの。寒気、気配、見える聞こえる、匂いがするetc.
霊感のある人々は寒気を感じたり、何か気配を感じたり、姿が仄見えるあるいは声が聞こえるなどを経験して恐れ慄くこともあろう。
特に昨今、良く知られるようになってきたのは『霊臭』じゃな。歩いていて、または部屋で寛いでいて、ふと変わった匂いが漂ってきたとき、その匂いの元がどこにも見当たらないならば『霊臭』やもしれぬ。生臭い、カビ臭い、腐敗臭などは悪霊や魑魅魍魎が近くにいるやもしれぬ。
線香やお香の匂い、芳しい花の香りのときは高級霊やもしれず、懐かしき人の体臭や好きだった香水の匂いが漂ってくるときは、相手がそっとおぬしに逢いに来ているのやもしれぬ。
以前、悲しくも微笑ましかったのは、まだ若き彼氏を亡くした娘さんが土曜の夜だけとあるインスタント焼きそばの匂いがして、彼が来ているのだと分かると話していたことがある。彼の好物で、夜中に彼がゲームをしながら夜食に良く食べていたそうじゃ。
■ゼロ感だと霊や魑魅魍魎に気付かずどんどん不幸が起きることも
愛しき人や高級霊ならば気付かなくても害はない。しかし、霊感がない人々は例え悪霊や悪鬼と同居していてもその存在にまったく気付かず、単に運が悪くなり具合が悪くなり恋人に振られ職場でいじめられ……。などを経験しても自分自身のせいと思い込んでしまうこともあろう。
霊感がなく、悪霊のいる部屋あるいは霊道が通る・異界への穴があいた部屋に住んでいて、不幸が続いている住人の場合、それでも少しばかり見えない世界への探究心があれば『風水』に行き着き信じるはず。
おぬし自身がゼロ感でも風水や占いを信じるならば、またそのような知り合いがいて困っているならば『風水が悪い物件はなるべく早く引っ越せ』は役立つアドバイスとなろう。『霊感がなくとも知識により『風水が悪い部屋に住んでいるから運が悪くなったのかも』と思うて引っ越すことが出来れば、結果的には助かるやもしれぬ。
必ずしも『逆もまた真なり』ではないものの、霊や魑魅魍魎が巣食う場所や物件は、ほとんどの場合、風水に照らし合わせれば良からぬ配置となっている。賃貸では引っ越すほうが早いが、実家や持ち家、分譲マンションなどであれば引っ越すわけにもいくまい。その場合は大きな出費となるが改装することも視野に入れねばなるまいな。しかし、近年はブームが去ったが一世を風靡したインテリア風水でなんとかなることも多いゆえ、
・霊や悪鬼の存在は感じないので住んでいても特に嫌な感じはしない
・ただ、不運や不幸続きだと感じていて、風水的に合点のいくことがある
ならば、まずはインテリアの配置換えや、カーテンの色を変えるなどを試してみることじゃな。
では、次回からはより現代的な話となるが、実は、
■最近の霊はデジタル好き。そもそも霊とデジタルは相性抜群
ゆえに、スマホはもちろんのこと、家の中では家電やパソコン、タブレットなどのデジタル機器を持っていれば『気配はまったく分からない、もちろん見えない、聞こえない、匂わない』ゼロ感のはずでも、デジタル機器を介して霊の存在を知ることとなったり、霊障を経験したりすることが増えているのじゃ。
続く。
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