【芦屋道顕】この世の境界(1)都会に増えた魔界の入り口の見分け方【現代の呪2】

この世の境界(1)都会に増えた魔界の入り口の見分け方

昨今、洋の東西を問わず占いでも世の中の変動が多い時期と聞くが、それゆえか痛ましい事件事故が増えておるようじゃな。

近年はこの世とあの世の境界にある緩衝地帯『幽界』が消滅しつつある。ゆえに、幽界の下層に行くほど波動が低く生者に悪影響をもたらす魔物が、緩衝地帯を経ずして直接こちらの世界にやってくることも多くなったのじゃ。

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都会に『魔界の入り口』が増えている

かつては魔界の入り口と言えば、田舎の山の中の分かれ道や神社の裏、古戦場や刑場跡地、廃墟、古くからある墓地の周辺などが主だった。

一般人がおいそれとは近づかず、近づいても禍々しい空気が霊感などなくとも感じ取れるほどであるがゆえに、誰も長いはせず悲劇も新たには起きなかったのであるが……。

しかし、幽界が消滅しつつある昨今、これまでならば生者の気に満ちていて魔界の入り口が現れようもなかった場所に、いつの間にやら生気の空洞ができ、魔界の入り口が開き始めたようじゃな。

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