顔の印象を決める意外なパーツとして「耳」が挙げられます。パッと見で目立って耳が大きい人や小さい人、耳が反っている人もいれば、耳たぶがふくよかな福耳の人など様々です。耳は顔の中で、一番形が変わらないパーツであり、環境の変化や、精神状況などの後天的な影響を受けにくいパーツです。逆に言うと、他と違い、耳から読み取れる情報は、相手の先天的な情報を素直に伝えていると考えていいでしょう。耳をよく観察することで、相手の意外な才能を見て取ることができます。人は見かけによらないとよく言いますが、耳は見かけによらないわけです。
①福耳の人は「お金に恵まれる」はホント?
福耳とは「大きく厚みのある耳たぶ」という意味で、米つぶが乗るくらいピョコっと前に出ているのが最良とされています。
七福神や福助人形のようにふくよかで大きい耳たぶを「福耳」と呼びますが、耳の根元に切れ目が入っていて、きちんと袋状になっているものが福耳の理想です。ダラッと大きいだけで平べったいものや、切れ目が無く、顔にぴたっとくっついているようものは、福耳とはまた違う意味になります。
ちなみに大仏様などにみられる大きい耳たぶは「仏耳」と言います。大衆から沢山の意見を聞くために長く大きいのだといわれています。福耳とは意味が異なるようです。
福耳を判断する場合、アゴがふくよかかどうかも併せて見るのがポイントです。両耳を合わせた形と人の輪郭は同じ形なので、福耳なのにアゴが細い場合、必ずしも福耳の意味を持ち合わせていません。
アゴは「住居」ならびに「人生の晩年期」を意味します。ここがゆったりとしていることは、将来住居に不自由しないで、ゆとりのある晩年を迎えることができるという意味で、福耳が良いという意味になったと考えられます。アゴがふくよかかどうかがポイントです。
②耳の形は、顔の形にリンクする!
両方の耳を並べたときの形は、実はその人の顔の輪郭と同じになります。並べたときに丸い形になった場合は輪郭も丸く、逆三角形になった場合は、輪郭も逆三角形になります。顔の輪郭とリンクしている訳です。
もし輪郭が丸いのに耳が逆三角形だったり、逆に輪郭が逆三角形なのに耳が丸いなど、耳と顔の輪郭がリンクしていなかった場合、顔の輪郭が本来の形をしていないことになります。その場合、もしかしたら、何かしらの心身の不調やギャップを抱えている人かもしれません。
③耳の上部が大きい人は、頭脳明晰な人
耳の上の部分は「知力」をあらわします。上部が大きく目立ち、下に行くに従って小さくすぼまっていて、キツネのような耳をしています。
この耳の人は、頭脳明晰で情報をキャッチする人が多いです。こういう人は顔の輪郭も逆三角形です。
④耳廓がでている人は世間の枠からも出ている!
耳の中部が発達している人は、自分の「意思」を貫く人が多いとされ、積極性・我慢強さをあらわします。
耳を見るとき耳の外側の縁を「外輪」といい、その内側にあるでっぱりを「耳廓」と言いますが、通常、耳廓は外輪の中に収まっていますが、人によっては外輪の外にはみ出している人もいます。
外輪は「世間の枠」を意味し、耳廓は「自我の強さ」を意味します。これがはみ出して見えるということは、世間の枠からはみ出しているということになります。
これは世間のルールに捉われることなく、自由に生きる意味にも考えられ、会社の一社員ではなく、起業家やフリーランスなどで成功している人によく見られます。会社勤めをするには不自由さを感じる人です。
この耳をしていて、額が広く、口が大きい印象の方は特にこの傾向が強く、自己主張が強く弁舌にも長けているので、味方に引き入れておけば頼りになる存在となります。特に女性は、幼少期は活発な子だったのではないでしょうか?
ちなみに、スポーツ選手の中によく見られるのですが、その中でも、団体競技より、個人競技で活躍されている選手にこの耳はよく見られます。
⑤耳の下部が発達している人は
耳の下部は「情」をあらわし、円満で愛情溢れる豊かな性格をしています。
耳の下部が発達している人は、特に、耳たぶの形を重視します。
⑥ピアスホールは必ず塞ぐこと!
人相学的に顔に傷は禁物です。それは耳も一緒なのですが、耳のオシャレとして切っても切りはなせないのが「ピアス」です。もともと耳は複雑な構造をしているところから、変化がつけづらい箇所です。
ピアスをする場合、どうしても耳たぶに穴をあけることになります。ピアスをしている間はまだ穴が塞がれている状態なので良いのですが、耳たぶを外した時に穴が目立つと見た目的にも違和感を与えてしまいます。
⑦縦長の耳は長寿の印
耳が縦に長く適度な大きさと厚みがあり、耳たぶも大きい人を見かけます。仏様の耳のような印象なのですが、この耳をしている人は、長生きだといわれています。見ているだけでも福々しい印象があります。
⑧両耳の位置に差異がある人は・・・
正面から両耳を見たとき、本来同じ高さにあるべきなのですが、わずかに位置がズレていたり、両耳の大きさが違っている人がいらっしゃいます。
こういう人は片親とのご縁がもともと薄い人が多いようです。家庭の事情や、早い時期に離れて暮らすようになったなど、理由は様々です。
耳でわかる「意外な才能」まとめ
福耳の意味や耳で分かる意外な才能をまとめてみましたが、みなさん、いかがでしたか?耳は顔の中でも後天的に変形しにくいパーツであるために、その人の性状を一番よくあらわしていると言えます。恋愛で気になる相手にはもちろん、ビジネスでも相手を見抜く手段にも、話のきっかけとしても、ぜひ耳の見方を取り入れてみてください。