【芦屋道顕】猫は異界の生き物(2)猫は魔物?天国に行かない?【真夏の怪談】

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(1)では猫がほかの動物とは異なり半分は異界に属する生き物で、人間の目には視えぬものが視えると話したが、今回はさらにあまり一般には知られておらぬ猫の死後について話すぞよ。

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■この世と異界、猫にはどちらも重なって視えている

以前に、百鬼夜行と霊道の話はしたかと思うが、生者の世界と死者、妖怪などの世界は実は折り重なって存在しておるのじゃ。しかし、通常はお互いの姿が視えぬ。

その一番分かりやすい例えでは、テレビのチャンネルであろう。チャンネルの数だけ放送電波は飛び交っているが、あるチャンネルに合わせているとほかのチャンネルは観られない。

この世とあの世、その中間の異界はそれぞれ周波数が違うゆえ、通常はどれか一つしか観られない。生者は基本的に「この世ch」しか観られない。逆もまたしかり。

しかし、この世chに加えて「あの世ch」「異界ch」も観られる霊能者と言われる人々もいる。しかしこれは、ハッキングしているようなものじゃ。日本にいながら、

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