「いやいや、全然そんなことないよ〜!」
他人を褒めることは得意なのに、自分のことを褒められるとつい謙遜してしまったり、なぜか全力で否定したりする人が日本には多いような気がします。
そこには、なんとなく照れくさいからという人、調子に乗っていると思われたくないからなどの理由があるかもしれません。ただ、「褒め言葉」は相手を喜ばせたいという気持ちの表れ。その褒め言葉を上手に受け取れるようになると、自分も相手も気分良くなれるはず。
そこで今回は、褒められ美人になるためのヒントをシェアします。
1:褒められたら、とびっきりの笑顔で「ありがとう」
相手から褒められた時、まずは一言「ありがとう」と感謝を伝えましょう。
きちんと感謝の言葉を口にすることを習慣づけて、この言葉が反射的にサッと出せるようになるのを目指したいところ。そこからさらに、「嬉しい!」「本当に?」などといった褒められた気持ちを言葉にすればバッチリです。
感謝を伝えたあとに続く表現には、このようなものもあります。
「ちょっと気合を入れてきたので、嬉しいです!」
「〇〇さんに褒めてもらえるなんて光栄です」
「そう言ってもらえると、自信が出ます」 など
褒めてくれた相手をさりげなく持ち上げること、褒めてもらえたことで自分のプラスになったことを相手に伝えると、褒めた相手も気分が良くなってもらえることでしょう。
2:「褒め返し」は、すぐにしない!
「褒められたから、私も何か言わなきゃ……」
相手から何か褒められた際、自分も何かすぐに「褒め返し」をしようと、反射的に言葉を発する人もいるかもしれません。
たとえば、「今日のスカート、素敵だね」と褒められた時。「いやいや、○○ちゃんのバッグもいいね!」といったように。
このような褒め返しが喜んでもらえることは、もちろんあります。ただ、褒めた側としては、(あまりにも反射的に返ってきた褒め返しの場合は)社交辞令に聞こえてしまうことがあるかもしれません。
ですから、褒められたら素直に「ありがとう」と、素直に受け取る。別の機会などに、今度はあなたから適切な褒め返しをしましょう。
あなたの心からの気持ちを伝えれば、相手を素直に喜ばせることができます。嘘偽りのない褒め言葉は、お互いにとても良い気分にしてくれるはずです。
ただ、「自分のことを褒めてほしいから、むやみに褒める」タイプの人をときどき見かけます。それは、褒め返しを無意識的に求めている可能性があります。
褒め返されること、周囲に愛されている実感が得られないと、急に拗ねたりワガママになったりしやすいのもこのタイプと言えるかもしれません。
「この人、やけにいろんなものを褒めてくるけれど、本当にそう思っている……?」
どこかに不自然さを感じる褒め言葉は、あまり真剣に取り合わないようにする。また、無意識的に褒め返しを求めるようなタイプの人とは、上手に距離を置きながら付き合うようにした方がいいかもしれません。