大好きだった彼との関係がうまくいかなくなり、ついに別れてしまった。
破局した当初は無理に元気な自分を演じてみたり、「この人といいんじゃない?」と紹介されるがまま、(気乗りはしないけれど)なんとなくデートしてみたり。こうして、無理してきた時期をどうにかして乗り越えることができれば、自然と冷静にこれまでの恋愛について客観的に捉えられるようになる瞬間が訪れるはず。
もちろん、「こうすればよかったかな」「ああ、あの時こんなことをしなければ」という反省点だってあるかと思います。けれど、失恋にはそれ以上に気づきや学びなどがあるのではないでしょうか。そう、失恋は決してネガティブなものではないはず。
そこで今回は、失恋を経験したあなただからこそ得られる気づきや学びについてシェアします。
1:自分が恋愛で「大切にしたいこと」がはっきりとする
失恋してしばらく経ち、冷静に物事を捉えられるようになると次第に「自分自身が恋愛に対して何を求めていたのか」ということが明確になる瞬間が訪れます。
たとえば、片付けがあまり得意ではなく、交際中は「どうしてこんなにも部屋を散らかせるの!?」とケンカばかり。そう、あなたは掃除や片付けが得意な清潔感のある男性を求めていたのです。このように、相手に対してがっかりした点のなかに「あなたが本当に恋人に求めていたこと」が隠れていることがあるのです。
2:恋愛に関する「思わぬ弱点」を知ることができる
ひとつの恋が終わるとき、あなたの彼に至らない点があったと同時に、あなたにも至らない点があったはずです。どれだけパーフェクトだと思えるような人であったとしても、人それぞれ必ずウィークポイントがあり、それらを克服するのはなかなかむずかしいもの。
もしかすると、あなたが彼の短所を指摘してきたように、あなたも何かしらの指摘を受けてきたかもしれません。失恋を経験することで「あなたの知らないあなたの姿」に出会うことがあるかと思います。
「ああ、私には思いがけず感情的になってしまう部分があるんだな」と気がつけたのならば、次に恋人が出来た際に気をつけるようになるでしょう。
このように、自分の思いがけないウィークポイントに気がつき、そしてそれらと上手に付き合っていくことができるようになっていくはずです。
3:「こういうこともあるよね」と、器が大きくなる
「この人とならば、絶対に幸せになれる!」
絶対にそうなると考えていたのに、その恋が突然終わってしまったり、急激に関係が悪化したりすることだってあります。実際、私もそのような経験をして深く傷ついた経験があります。
恋は突然はじまるように、突然終わりを迎えるもの。あまりにも思いがけない終わり方をした場合には、パニック状態に陥ってしまうことだってあるかもしれません。
けれど、大失恋をしてとことん落ち込んだあと、「まあ、人生こういうこともあるよね」と、心から思える瞬間がふと訪れます。
人生には思うようにいかないことだってあるということに気がつけば、思い描いたハッピーエンドではなかったとしても、必要以上にふさぎこんでしまうことは無くなっていくはずです。