月の持つ不思議なパワーの科学的根拠について

6月の満月はStrawberry Moon(ストロベリームーン)。
少し前に話題になったこの月は、夏至の時期に訪れる満月を指して言います。

ストロベリーのように赤みを帯びた月だから、という勘違いが広まっていますが、実は色は関係ありません。
この時期の満月は毎年、どんな色であってもストロベリームーンと言います。
それは、ネイティブアメリカン(インディアン)が、すべての満月に名前を付けており、イチゴの実るこの時期の満月をストロベリームーンと名付けたことに由来しているからです。
ストロベリームーンの発祥がイギリスであるというのも間違いで、ヨーロッパ圏にストロベリームーンの伝承はありません。
そもそも、今私たちが想像するようなイチゴは、ほんの200年ほど前にアメリカ産の品種を交配してできたものが広まっただけで、ストロベリーという言葉自体が元々ヨーロッパにはありませんでした。
イギリスの古い満月の名称では、6月の満月はローズムーンと言います。
これもまた、バラの季節の月だからであって、色は関係ありません。
ただし、確かに夏至の頃は月の高度自体が低く、高度の低い位置を通る月は赤く見えるため、赤みがかった月が見えやすい時期ではあります。
そのこともあって、ピンク色の月=ストロベリーむーという、間違った情報が出回ってしまったのではないかと考えられます。
特にスピリチュアル系のブログ等では、歴史的な経緯を無視して何でもロマンチックにしたがる傾向がありますので、十分な注意が必要です。
とはいえ、満月というものは、占星術的にも非常に大きな意味を持つものであり、恋愛系のおまじないについても満月の力を借りるものが少なくないことには、ちゃんと意味があります。
今回は、「月」が持つ特別な力、占星術的な意味についてお話ししていきましょう。

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