「あれ、また既読無視なんだけど……」
「友達と遊ぶのはいいけれど、まずは私にもきちんと連絡してよね」
好きな人からの連絡がないと、仕事や勉強にも身が入らなくなったり、なんだか寂しい気持ちでいっぱいになったりしてしまうことってありませんか?
ケンカをしている最中ならまだしも、特に何もないような状態でそのような対応をされると、何だかモヤモヤしますよね。
片思い中や「友達以上恋人未満」の状態ならば、相手に文句を言うことはできませんが、交際中のパートナーの場合には話が別。
「連絡を取り合う」という作業には、どうやら男女間での違いがあるようです。
「連絡を取り合うこと」の男女間での違いって?
中にはそんなことないという方もいるかもしれませんが、女性の多くはやはり、パートナーである男性とは1日1回でもいいから毎日連絡を取りたいと考えていることが多くあります。しかし、対する男性の場合には、そうではない傾向があるようです。つまり、男性は「彼女と毎日連絡をする必要はない」と考えている人が多いということ。
「好きな人はいま、何をしているんだろう?誰と一緒にいるんだろう?」
大好きなパートナーがいま現在何をしているのか、気になるのは当然のことです。ですから、彼に既読無視をされたり、返信が遅かったりすると、なんだか不安な気持ちでいっぱいになりますよね。
そして、ようやく彼から連絡が来たという頃には「もう、知らない!」と、イライラが頂点に達してしまうという、悪循環に陥ってしまうことがあるかもしれません。
けれど、このような「負のループ」に陥ってしまうのは、あなたの気持ちが疲れきってしまうだけです。
それを防ぐためにはまず、彼との連絡に必死にならないということが大切ではないでしょうか。
本当に、毎日連絡を取るべきなの?
365日、朝は「おはよう!」から始まり、夜は「おやすみなさい」のメッセージで終わる。このように、毎日同じようなやり取りをお互いが同じ温度でできているのであれば問題はありません。しかし、彼女(もしくは彼)だけが望んでやっているという場合には、少し注意が必要かもしれません。
私たちは残念ながら、365日すべての日、すべての時間帯においてニュートラルな気持ちでいることはできない生きものです。特に女性の場合には、ホルモンバランスの変化などによって、1か月のうちに4回も性格が変わるといわれています。ですから、大好きな彼のはずなのに、日によっては連絡を取ることさえ億劫に感じることがあるのです。
また、交際期間が長くなればなるほど、お互いの愛情表現の方法にも変化が見られるようになっていきます。ですから、毎日の「おはよう」「おやすみ」のメッセージだけで、互いの愛情を確認するというのは、少し違うように思います。
それに、学生時代は毎日必ず連絡ができていたとしても、社会人になって環境が変わると、そううまくはいかなくなってきます。
つまり、環境の変化や時間の経過とともに「できなくなることもあるんだ」と、受け止められる心のゆとりが必要になります。
もちろん、パートナーへの連絡を極端に減らせと言っているのではありません。大好きなパートナーに対してそのような感情を抱くことは、自然なことです。けれども、連絡がないことに対して不安や苛立ちを覚えてしまうのは違うのではないでしょうか。