◆4月の誕生石はダイヤモンド
石言葉は永遠の愛、清浄無垢、純愛であることから、エンゲージリングに使われる石としても定番です。
ダイヤモンドに現在のような美しいカットが施されるようになったのは、15世紀にさかのぼります。それまでは原石の状態で水晶などに近い歪な姿をしていました。硬い物資のため加工することが不可能と思われていたのです。
それでも角度によっては清らかな光を放つダイヤモンドは純粋さを表す神聖な宝石とされていました。
◆世界一硬い石を恋人のために磨いた職人
「ダイヤモンドが磨けたら、娘を嫁にやる」そんな約束を、雇い主としたのがきっかけといわれています。
なんともロマンチックな話ですが、それは簡単なことではありせんでした。本来物質はより硬いものでないとキズをつけることもできません。それ以上に硬いもがないダイヤモンドは仮にダイヤモンド同士を擦り合わせても研磨は出来ないのです。
しかしベルケムは、試行錯誤の末、ダイヤモンドの結晶は方向によって硬さに違いがあるということを発見しました。
ダイヤモンドをつかって軟らかい方向から研磨すれば、世界一硬い物質も研磨することができたのです。
ベルケムはみごと主人の娘と結婚し、一流の宝石師としても活躍したといわれています。
◆ダイヤモンドのランクを決める4C
ダイヤモンドはCut(カット:研磨の仕方)、Color(カラー:色)、Carat(カラット:大きさ)、Clarity(クラリティ:透明度)の4Cで評価されます。
この4Cを兼ね備えたものほど、高価で良いダイヤモンドとされています。