・王家の紋章
作者・細川智栄子あんど芙〜みん
秋田書店 プリンセスコミックス
主人公のキャロル・リードは、考古学を学ぶ16歳のアメリカ人。
ある日、若くして暗殺された古代のエジプト王メンフィスの墓を暴いた為、彼女はメンフィスの姉アイシスの呪術によって、古代エジプトにタイムスリップしてしまいます。
古代のエジプトで一人途方に暮れるキャロルですが金髪碧眼に白磁の肌という可憐な容姿が宮廷の人々の目に留まり、さらに21世紀の人間としての考えや考古学の知識を持ったキャロルは「ナイルの娘」として人々に崇められるようになります。
若き王メンフィスと出会い、最初は反発していたキャロルですが、暗殺や誘拐から幾度も助けられやがて愛し合いようになります。しかし、キャロルの存在は次第に周辺諸国に広まっていき―――――。
どんなに遠く離れてしまっていても、絶対にキャロルを迎えに行くメンフィス。そして、絶望的な状況に陥ったとしても、メンフィスを信じて、時に21世紀の知識を駆使してメンフィス達を助けるキャロル。メンフィスのような彼がいてくれれば、遠距離恋愛も安心かもしれません。
キャロルのように、身に付けた知識で彼を助けられたら素敵ですよね。万が一に備えて防災や料理の勉強をしておくといいかも。