婚活体験記連載・第4回 結婚を夢見てる「イケメンでもフツメンでも…」

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婚活体験記連載・第4回 結婚を夢見てる「イケメンでもフツメンでも…」

イケメンは怪しい、フツメンは普通

 

フリータイムのぼっち時間に声をかけてきてくれたのは、なんとイケメンのお兄さん。
なんか名前に色が入っていた気がするから、イケメンカラーさんとしましょう。

イケメンカラーさん、ぼっちだった私に声をかけてきてくれて、いろいろお話をしてくれました!
いやー、イケメンカラーさん優しかった!
優し過ぎて、私何を喋ったか覚えてない…。

ついつい喋り過ぎてしまう中で、考えるのは「このイケメンカラー、どんな用で私に声をかけてきた?」ということ。
婚活パーティーですもん。
もちろん、「なんかちょっと気になって」と声をかけるのが普通でしょう。

でも、イケメンカラーがなぜ私に声をかけるのか、疑わしい…。

会場にはもっと綺麗でキラキラした女の子たちがいっぱいいる。
イケメンカラーさんが私に声をかけてきた目的はなんだろうか?
詐欺? 羽毛布団とかタワーマンションとか買わせるやつ?
ネズミ講もありえる…。

イケメンカラーが声をかけてきたことで、膨らむ被害妄想。
でも、一方でしっかりと会話を楽しんでいましたよ。
ほぼ一方的に私が喋っていただけだけれど。

イケメンは怪しい、フツメンは普通

ただの時間潰しのために話しかけてきたとしても、私にとっては人生の中で数少ないイケメンと喋る機会。
舞い上がってしまったとしても、誰も責めはしないでしょう。

(´;ω;`){寂しい、人生を送ってきた…!

イケメンカラーさんとのお話が終わって、再びぼっちに耐える修行の時間がやってくるかと思えば、もう一人の方に声をかけられました。

顔をあげた瞬間に「フツメンだ」と思った私、とっても失礼。
でも、先にイケメンカラーさんを見たら、もうその人のことはフツメンとしか呼べません。

フツメンさんともお話をしつつ、今度は詐欺も何も疑わずに会話を楽しむだけ、と思っていました。
けれど、これが簡単にいかないのです。

私は第1回のときに書いたとおり、人見知りで初対面の方を前にして上手く笑うことも喋ることもお世辞をいうことすらできない人間です。
相手の話を「うんうん」と聞いたりすることも不得手なんですよ。

で、フツメンさんも同じタイプでした。

イケメンは怪しい、フツメンは普通-2

人見知りが並ぶと間が持たない

 

(;゚Д゚){人見知り2人並んで、だんまり…?

もうこれじゃ、居た堪れないので頑張って喋りましたよ。
こういうとき、プロフィールカードって楽ですね。
それを見て「趣味は○○なんですねー」「仕事は××なんですねー」と話題を振ればいいわけですし。

でも、振った話題を打ち返してくるのではなく、見送ってばかりいられるとかなり困ります!

フツメンさんはこちらが話題を振るも、何故か答えが返ってこない。
「あー…」「そうですね…」「はい…」
あ、答えは返ってきてるけど、相槌だけで終わってしまうので何をどう膨らませていけばいいのかコミュ障の私はわからずに会話が途切れます。

なに、なんで話しかけてきたの?
やっぱりあなたも土地や高価な壷とか買わせちゃう系なの?

と思っている間に時間終了ー。
これでオサラバと思いきや、フツメンさんが取り出したのはメッセージカードです。

『説明しよう!メッセージカードとは、婚活パーティーに置いて相手に連絡先や好意を伝える手段として用いられるカードである!
メッセージを書くだけではなく、連絡先を記入することも可能なパターンがある』

フツメンさん、連絡先を書いてきたー!
えー、これまで私たち、なんのやりとりもしてないのに連絡先を渡してくる?
やっぱり詐欺なの?
電話したら騙されるの?

「これ…」と渡されたけれど、会話もせずにそんな一言で「やだ! 嬉しい! ぜひ連絡させていただくわ!」なんて気持ちになると思っていらっしゃるの!?

フツメンさんの考えていることがわからない!ミステリアス!

人見知りが並ぶと間が持たない

よくこんな話がつまらなかった女にメッセージカードを渡すな、何がよかったんだろう、と不思議なままカードを受け取りました。

イケメンカラーさん、フツメンさんと2連続でお話しする相手ができて、あとフリータイムは残すところ2回。
他には誰とお話できるかな!と思いながら、座っていました。

人見知りが並ぶと間が持たない-2

残り2回はただ座っているだけで終わった私。
ちらちらシロクマ子を見ていたら、楽しそうに男性とお話をしているじゃないの…。

トークタイムが終わると男女で分かれて座り、ドキドキしながらシロクマ子と再会しました。

「人気者でしたね!」とシロクマ子に言ったら、「そんなことなかったよ」と返される。

(ノTДT)ノ{私、見てたんだから…。あなたが男性とお話しているところ、見てたんだから…。

と、恨めしく思っても仕方ありません。
シロクマ子が人気であろうがどうしようが私が文句を言う筋合いはないのです。

そしてやってくる、「誰が良かったか?」を書く投票時間。

私はイケメンカラーさんの番号を書いて、投票しました。
3人ぐらい書けたのですが、フリータイムで話した中で誰が良かったか?を考えて書きました。

上手くいけばカップリング、上手くいけばカップリングと唱えながら結果を待ちます。

人見知りが並ぶと間が持たない-3

結果は黒

 

結果は誰ともカップリングならず。
フツメンさんの番号を書けば、もしかしたらカップリングしたのかな?とも思いますが、まったく会話ができなかった相手の番号を書いて、カップリングしたとしても、今後も会い続けるのはかなり苦痛な気がしました…。
なので、書かず。

人気のあったシロクマ子もカップリングしていなかったので、「なんでなんで」攻めをしたら、ちょっとした悲劇があって適当に書いてしまったとのこと。

なるほどね。確かに婚活パーティーって悲劇を生むよね!
初めての婚活パーティーはこうして終了いたしました…。

2人とも、「上手くいかなかったね…」と疲れた顔をして退場しました。
どうせだから、2人で甘いものを食べて帰ろう!ということで復活です!

次回、まだ婚活をしてるって自覚はないの。