皆様、占いは好きですか?
一時期シロクマ子の周辺では
空前の占いブームが起きていました。
暇なOL集団なら一度は通る道です。
シロクマ子はもともと
人に自分の事を言われたら忘れない
かつ、暗示にかかり易いタイプ。
何か言われたら簡単に「シロクマ子は○○な人なんだ…」
となってしまうので、占いに行くのは危険だなーと
ずっと避けていたのですが、周囲の楽しそうな雰囲気に誘われて、
ついに人生初の占いを体験してみることに。
実際体験して、いろいろ言われた中でも
あなたは常に物事を迷ってる。
そんなに考え込んでたら生き辛くなるわよ。
という有難い?言葉が印象的でした。
生き辛くない?と聞かれると、
本当に生き辛いような気がしてくるから不思議。
結局、乗り気じゃなかった割には
最初はベタに手相、次はメジャーな算命学、
変わりどころのタロットや前世占い…と
次々やりたいことが出てきてしまう始末。
そんな時、
テレビでこんなの紹介してました!
婚活と占いなんてシロクマ子さんにピッタリ!
と、後輩が教えてくれたのが、
「四万十」という
占いおばちゃんがいる婚活居酒屋でした。
■占いと婚活
占いと婚活の組み合わせって意外とよくあります。
MANAちゃんの記事で紹介している様な
婚活パーティーの運営会社が占い師さんを呼ぶケースや
もともと占い館であった所が婚活サービスを始めたパターンなど様々。
「四万十」はそのどちらでもなく、
居酒屋の女将が“見える人”なため、サービスの一環として
お客さんの鑑定・縁結びをしていたところから
「婚活居酒屋」まで発展していった形のようです。
女将は現在、日本で二人しか使えないとされる
「先祖占い」という方法で鑑定をしているのだとか。
先祖…これは…興味深い…
という訳で潜入してきました。
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■浦島太郎はもう、死んでいる…
「四万十」は青物横丁駅から徒歩2分の場所にあります。
昼1時が開店時間だったので、
開店と同時に入店するのを目標に出発したのですが、
初めて訪れる場所で迷ったこともあり、
なんだかんだで入店したのは
1時15分くらいになってしまいました。
お店に入るとそこは居酒屋とは思えない静けさ……
え?なにこれ大丈夫?
と思いながら、進んで行くと、
そこにはずらーっと並んだ女性客と男性客がひとかたまり。
その真ん中で熱弁を振るう年配の女性。
どうやら「四万十」には開店直後に、
女将からの有難いお言葉の時間があるようです。
シロクマ子と友人達が店内に入った時には
高知の女性の素晴らしさと、女性はもっと積極的に
働いた方がいいみたいな話を熱く語っていらっしゃいました。
ひとまず、案内された席に座り、
ふんふんと聞いている顔をしてみるものの、
最初から話を聞いていた訳じゃないので
全然話の内容が頭に入ってこない……。
仕方ないので女将を見る振りをして店内観察。
入った段階で男女比偏ってるな、というのはわかりましたが、
シロクマ子と友人達を追加して最終的に男女比4vs30位に。
その年齢は20代~50代位と様々。
あとでわかった事ですが、
年配の女性達の集団は婚活目的じゃなく
女将の占いだけが目的なために早めの時間に来ていたようです。
これ婚活居酒屋として成立していないのでは…?
と心配になるシロクマ子を余所に
熱弁を続ける女将。
なんの話の流れか浦島太郎の絵本を持ち出して、
竜宮城がどうたら(詳しく覚えていない)だから
浦島太郎は死んでいるという話を力強く話していました。
「ねぇわかる!?死んでるのよ!!!」(浦島太郎を指さしながら)
と連呼していた女将の様子が忘れられません。
シロクマ子達が入店してから
少なくとも10分以上熱弁を続けた後、女将は
「今日もね、何人かご先祖様がいらっしゃってるみたい」と
オカルトチックな捨て台詞を残し一旦厨房へと捌けて行きました。
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■イモ責め
男性の数が圧倒的に足りないので、
とりあえず、一緒にきた友人達と4人で向かい合い
4人テーブルを埋めた状態からスタート。
最初だけ飲み物の注文を取ってくれますが、
あとはドリンクバー方式で飲み放題。
食べ物は決まったものをドサッと出されます。
シロクマ子達のテーブルには、
カツオのたたき、肉じゃが、コロッケが
まず運ばれてきて、
次いでカレーとイモけんぴがきました。
脅威のイモ率。
シロクマ子はイモを主食にしても良い位の
イモ好きなので良かったですが、
ここまで素材偏ってるのはどうなのだろう。
とはいえ味はチェーンの居酒屋よりは美味しかったです。
素朴で家庭的。コロッケが揚げたてホクホク。
出された料理を一通り食べ、
お酒もそこそこ進みましたが、
男性が来ることも、占いの順番が来ることもありませんでした。
普段集まらない面子で来たこともあり、
会話は盛り上がるのですが、盛り上がれば盛り上がる程
私達は何故ここに…?という気持ちが高まりました。
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■帰ってこない女将
相変わらず、男性陣は来ず
普通の飲み会のテンションになってきた
シロクマ子達。
ふと占いはどこまで進んだかなと
女将の方を振り向くと、女将が微動だにしていない!
数分じっと見つめるのですが本当に動いていないのです。
もしかして:寝てる
現在占われている女性も困惑気味の表情。
あとで詳しい人が教えてくれたのですが、
女将は先祖と交信状態(!)に入ると長考する事が稀にあるらしいです。
そんな事は知らないシロクマ子達は
女将の様子に不安が募るばかり。
と、ここでやっと男性陣が
シロクマ子達のテーブルにやってきました。
※来店した男性客をお店側が女性陣の机に案内してくれる。
だいたい来店順に案内されていたので開店時に女性陣がたくさんいた上に
開店15分後にやってきたシロクマ子達のテーブルには
なかなか男性が来なかった(1時間半くらい経ってたと思う)
お店の人に言われるまま、4人で向かい合う体勢から
シロクマ子の横の友人のみ正面に席移動。
女性 4:男性 2 での会話か…
と、思ったら画像の黄色いところに
ちょっとやっかいな闖入者がやってきてしまったのです。
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■闖入者の正体
男性陣もやってきて
ようやく婚活居酒屋っぽくなってくるかも?
と思った矢先。
婚活をしに来たとは到底思えない
妙齢のおば様がシロクマ子達のテーブルにやってきました。
40歳台と言っていたけど絶対嘘だと思う…
おば様は「四万十」常連らしく、女将の占いの仕方やら、
これまでにどれだけ成果があったのかを
ほぼ一方的に語り始めました。
圧倒されるシロクマ子達。
そんな事気にも留めず語り続けるおば様。
仕舞にはその場を仕切り始める始末。
単なるお節介焼きならまだ良いのですが、
おば様はなんというか変わった人で
それ聞く?!って驚いちゃうような質問を連発したり、
そもそも会話があっちこっち噛みあわなかったり、
なかなか強烈なキャラクターをしていました…
困り果てるシロクマ子と友人達そして男性陣。
シロクマ子の婚活はいったいどうなる?
そして占いの結果は…
後編に続きます。