どこまで妥協すべき?義両親との同居問題について

 
◆婚活においての妥協点

婚活をしていると、自分のなかでどうしても譲れない条件と、
妥協してもいいかなと思える条件、段々と見えてきますよね。

わたしは、妥協できない点のひとつに「結婚すると同時での、義両親との同居生活はイヤ!」というのがあります。

将来的に介護が必要になったときや、もしくは結婚後に不測の事態ですぐに同居になってしまった場合は仕方ないです。

そこは、愛する(未来の)旦那様を育ててくださった大切な義両親ですから、必要なときは同居でもお世話でもする覚悟はあります。

でも、そういった理由がなく、ただ義両親がそれを望むから、とかっていう理由での同居生活はイヤだと思っています。
というか、このご時世、そういった状況になるのは滅多にないことだと思っていましたので、深く考えたこともありませんでした。

しかし、そんなわたしに究極の選択が必要となる場面がありました。

 

 
◆ 出会って2回目で同居を打診されました。

本格的に婚活を初めて間もない頃、お見合いパーティーでとっても素敵な男性に出会いました。

お仕事はアパレルのバイヤー、英語はぺらぺら、学歴も申し分ない、背は高くそれでいてベビーフェイスという
文字に起こしてみると、少女漫画のヒーローかっていうくらい素敵な方でした。

そんな彼がどうしたことか、わたしのことを気に入ってくれて、デートに誘われました。
もちろん二つ返事でデートに出かけたわけですが、そこで具体的な結婚の話を聞いて、一気にテンションが下がってしまったのです・・・

彼はとても誠実な方でした。
お互い結婚相手を探しているのだから、結婚の障害になりそうな話は一番初めにしましょう、それで結婚できる相手ではないと感じたら、すぐに関係を断ちましょう。という今思えばなんともビジネスライクな提案をしてきました。

そこで、わたしは特に結婚の障害になるような秘密のお話はなかったので、そう伝えました。強いて言うならば、実家を出て生活をしたことがないので、しばらくは家事がままならず、サポートをお願いすることも多いかもしれない、とだけ伝えましたが。

すると彼は、それならちょうどよかった、というのです。

「???」

詳細を聞いてみると、結婚したらすぐに彼の両親と同居してほしいというのです。
だから家事の心配はしなくて良い、と。

 

 

どうしてかというと、
自分の両親はもう仕事も定年になり、二人で家にいるといつもケンカばかりしてしまうから、どうか結婚しても出て行かないでほしいと言われているらしいのです。

・・・・

ちょっと、開いた口がふさがりませんでした。

そんな理由で?

そして、彼もそれに従おうとしていることに驚きました。

しかし、それだけではありません。

◆同居に向けての準備は万端・・・・

なんと、もう二世帯住宅が用意されているというのです。

大小のキッチンがひとつずつ、トイレはもちろん二つ、お風呂は一つの3階建て二世帯住宅だそうです。

ローンは、なんと、
その彼の名義で。

土地はご両親、上物は彼の名義だそうです。

ローンを支払っている最中なので、
ほかの賃貸住宅は借りられません。

なので、彼と結婚したら絶対にそこに住むほかはないのです。

 

 

◆そして結局・・・

本当に本当にステキな方で、正直「逃したら惜しいかも・・・」と一瞬思ったのですが、その場で丁重に今後のお付き合いをお断りしてきました。

好きになった相手と結婚することって非常に大切ですが、結婚はゴールではありません。自分の思い描くバラ色の新婚生活とあまりにかけ離れていることが予想される場合は、彼の言うとおり、早めに切り上げておくのが吉だと判断しました。

結婚相手が決まる前から二世帯住宅を所有しているひとがいることに驚きましたが、彼が誠実にその話を出会ってすぐにしてくれたために、傷も浅く済みましたし、時間を無駄にせず済みました。

かなり恋心が育った後にその話を聞いていたら、と思うと身震いがします(笑)。
同居生活も、彼の両親とうまくやっていければ悪くないのかもしれませんが、やっぱり二人だけの家で、二人だけの時間を過ごすという新婚生活を夢見て、これからも婚活を頑張っていこうと思います。