◆ 護符の効果は作法次第
東洋のおまじないの主流は護符です。霊符やお札とも呼ばれます。みなさんが神社で買うお守りもこれに属します。
護符とは、運気向上、願望成就のために、紙に特殊な文字や図形を書写したものをいいます。種類も豊富で、願望の内容によって使い分けます。
護符は神聖な神社で買うのが最もいいと思うかもしれませんが、自分で書いてもいいのです。むしろ、自分で作成したもののほうが効果が高いこともあります。あなたの願望が強いものであれば、その念が護符に注入され、非常に効果が高くなるのです。
もし、あなたが強い願望をもっているのであれば、お守りを買うよりも自分で護符を作ってみることをおススメします。
護符は、そこに書かれている文字や図形自体が力をもちますが、作成方法、扱いかた次第で効果をさらに高めることができます。それは通常作法と呼ばれます。
作法をできるだけ正しく、十分に行うことによって、護符のもつパワーがさらに高まります。そして、あなたを幸運に導く力が一段と高まるのです。
今回は、その作法についてご紹介します。
◆ 心身や道具を清める
護符を書くことは神聖な動作に属します。いわば、神様につながるような行動です。そのためには、心身ともにきれいでなくてはいけません。
まず、護符を書く前には必ず体を洗います。歯磨きも欠かせません。清潔にできるところはきちんと清めておくことが大事です。
身体の中も清めるという意味で、護符を作成する少なくとも2~3日前から、肉食や飲酒は謹んだほうがよいでしょう。最もよいのは断食ですが、つらい場合はやらないほうがよいでしょう。
護符を作成する用具(紙、硯、墨)も清めますが、やり方が非常に煩雑なので、これらは新しく買ったほうがよいでしょう。