5~6月は夏よりも汗をかきやすいシーズンです。
理由は、服装や空調で温度調節をするのが難しい時期だから。
「半袖を着るのはまだ早い」「冷房はもうちょっと暑くなってから」と考えて、汗を我慢している人も多いのではないでしょうか?
そんな方にこそ知ってほしい汗対策。
今回は冷房や服装に頼らない夏の汗対策をご紹介します。
汗は拭かないほうがいい?
やむを得ず拭き取る場合は、意識してタオルやティッシュを優しく肌にあてるだけにします。
紙や布地の吸湿力に委ねるのです。
こまめに汗を拭き取るのは、汗が止まってからです。
肌に汗が貯まるのを防ぐためですね。
もちろんこの時も優しくおさえるだけにします。
満足できないときは、肌に当てる時間を長くしましょう。
けっして強く押さえて汗を吸い取ろうとしてはいけませんよ。
崩れそうになっている角質層がさらに崩れやすくなります。
お風呂や自宅でしっかり汗をかく
夏は家にいても汗でベットリして朝からもうすでに不快です。でも、スポーツでたくさん汗をかいた時は、意外にシャワーもしてないのに、さらさらです。この原理を利用して、家でべっとり汗がにじんできたら、まずたくさん水分をとってそれからもっと汗をかくために掃除機をかけます。そうするとスポーツをした後のように滝のように汗が流れます。そのあとは意外にさらっとします。汗には汗で対処しています。
リンパ節を冷やす
外気温が上がると、おのずと体温も上がります。そして、体温の上昇を抑えるために放熱が必要となり発汗するわけですが、その体温の上昇自体を抑えるには「リンパ節を冷やす事」が大変効果的です。
首の後ろ
左鎖骨下
脇
太ももの付け根
ひざ裏
この5つのポイントを冷やせば、体内を駆け巡るリンパ液や血液が冷やされ、体温上昇が治まります。
汗臭さは時間で生じる
いわゆる「汗臭さ」は、汗をかいてから6時間を目安に急激にUPします。>この間に菌がグングンと増殖していくというワケ。汗をかいた状態で衣服を着ていると、肌や服に付着した菌と汗が反応しニオイを発生させます。
こんな時は、まずはこまめにふき取ることが大切。特にワキの下などは、ふき取りだけも大きな予防になります。そしてもう一つ、6時間以内の着替え。インナーを取り換えるだけで、かなりの効果があります。
オフィスに到着したら、まずインナーの着替えから。それだけで、汗のニオイから解放され、ずっと気持ちが楽になれそうです。
顔の汗は首を冷やして
首の後を冷やす
冷寒ジェルなどで首の後ろを冷やしてあげましょう。ペットボトルを凍らせてタオルで包み、首の後にあてるだけで体が冷えて顔の汗をかきにくくします。