おとめ座の中身は、本当に乙女？イメージから勝手に優しい人と思ってしまいそうですが、果たしてその実態は…？
過去の記事はこちら↓
おひつじ座の彼・おうし座の彼・ふたご座の彼・かに座の彼・しし座の彼
おとめ座の「乙女」は、豊穣の女神デメテル、またはその娘ペルセポネーであるとされています。農作物の神様で、麦の穂を手にしたたおやかな若い女性の姿で描かれることが多い星座です。
麦は豊かさの象徴ですが、農作物は準備や管理をしないと実らせることができません。いい加減にしていると、冬が来るころには備蓄が底を尽きて飢えてしまいます。
豊かな麦の穂を抱えるということは、実らせる努力を絶えず行うということ。地の星座であるおとめ座の性格は、そんなまじめさが際立っています。あなたの気になるおとめ座の彼も、きっとしっかり者でしょう。
なんといってもおとめ座は几帳面。清潔好きで、いつも身奇麗にしています。嫌いなものは整理されていないもの、ルーズさ、不潔。我慢できないので、いつもこまごま動いて片付けたりしています。
まめで、物事を管理したり分析したりするのが得意。資格取得に意欲を燃やしたりして職場で頭角を現します。
責任感の強さも評価されるポイントになるでしょう。
なんだかすごく将来有望な感じですね！では、次はもっと違った角度からおとめ座を観察してみましょう。
おとめ座は、情報を集めて分析したり管理したりすることに特に長けています。小さなことでもよく拾い上げ、それをきちんと整理しておけるコンピュータのような頭脳なのです。
それは仕事だけでなく、家計の管理やハウスキーピングという面でも使われます。
限られた収入の中からいかに貯蓄を増やすか、生理整頓しやすい家具の配置、毎食の栄養管理など、細部にまでその目は行き届きます。
さて、ここまで読んで「なんだか息苦しい」と思った方はいませんか？そう、もうお気づきのとおり、おとめ座は「細かい」のです。それは、言い方を変えれば「度量が狭い」ということにもなります。
おとめ座は完璧主義。自分のできることは相手にも求めるので、中には重箱の隅をつつかれまくって嫌になってしまう人もいるかもしれません。
分析能力が優れているということは、批評家でもあるということ。「君は○○が××だから、掃除が行き届かない」などと理路整然と言われると、それが図星だけにぐうの音も出ません。
「毒舌」と評価されるおとめ座もいますが、ただの悪口ではなく的を射た批評なので、余計にグサリときます。
こんなことが続けば、こちらが感情的に爆発してしまうこともあるかもしれません。
理想を高く持つのは悪いことではありません。
でもおとめ座の目指す理想はちょっと次元が高すぎて、周囲がそれに合わせるのは少々無理があります。
基本的には空気を読むし、どちらかといえば内向的で衝突を避ける性格なのでこの性質に苦しめられることは少ないと思います。でも一緒に暮らしたり結婚したりの後は、おとめ座の彼には「妥協」を覚えてもらわないといけないでしょう。
些細なことも気になるので、コミュニケーションがうまくいかないと「余計なことを言った？」「相手を怒らせたかも」とくよくよ悩むことも。蓋を開ければ完全な取り越し苦労だった…ということも多い、苦労性の人でもあります。
完璧を求めすぎるのはおとめ座自身にもよくありません。あなたから見て「行きすぎだな」と思うところがあれば、彼に「木を見て森を見ず」になっていないか問いかけてみてもいいかもしれません。
おとめ座も、年齢を重ねると経験がプラスされてより人間味豊かになってきます。なので心配しすぎることはありません。
誰に対しても誠実で自分勝手な行動をするような人ではないので、理想主義をコントロールできるようになるころには人望も出てくるでしょう。
根を詰めてストレスを溜めやすいので、休日には自然が豊かで景色のよいところに彼を誘うなど、積極的にリラックスできるようにしましょう。野菜や花を育てることも、おとめ座には癒しになります。
高い理想を追い求めるピュアな心が、おとめ座の「乙女」たる所以。その心を保ちつつ、女神の寛大な心をも手に入れたおとめ座は、ある意味最強かもしれません。
close