私の婚活失敗談〜ギャンブルはほどほどに〜

 
わたしがお見合いパーティーで出会った方は、20代後半でコンビニ店長、年収は400万円ほどの男性でした。

決して低い年収ではないけれど高くもなく、都内の暮らしで贅沢ができる金額ではないと思います。

でも、いつもいつも羽振りが良くて、デートでは毎回お高いレストランでご馳走してくれるため、こちらが恐縮してしまうほどでした。

お話も上手で、こちらを楽しませようとしてくれているのがすごくよく分かる、とても紳士的な方でした。

コンビニでの仕事が忙しいのか(年中無休の24時間営業なので)、連絡がつかなかったりすることもありましたが、さほど気にしていませんでした。

会うのはいつもわたしの仕事が休みの土日に合わせて、彼が休みを取ってくれるという状況。
そしてその土日のうち、9〜12時は彼が仕事なのでその後からとか、15時〜仕事なのでそれまで、とか、なかなかゆっくり会える日はありませんでしたが、順調に交際をしていました。

この時点では、一応お互い結婚を前提に付き合える人を探しているけれど、まずはお試し期間ってことで、みたいな雰囲気が漂っていました。

わたしが彼に異変を感じたのもいつも通り12時までの彼の仕事を終えてからのデートの時。
会った瞬間から、とてもイライラしているようでした。

そして、開口一番。

「おれ、今日は金ないから」と。

 

 

は、はぁ。
いつもご馳走してもらっているときは、本気で半分払うつもりでいるのに、
お金を受け取らないのは彼のほうなのに、この言いぐさ。
もしかしてお金目当てだと思われて、試されてる!?と思い、

「じゃあ今日はわたしがご馳走するね。いつも悪いなと思ってたんだ」
と言って、イタリアンのお店で昼食を。

でも、お会計のときに、またしても

「女の人におごってもらうのは好きじゃないから」と。

全額ご馳走してくれました。
それでもずっと不機嫌なので、お昼だけ食べて

「今日は帰ろうか。」と切り出し、お開きになりました。

すると、帰りの電車で彼からメールが。

「ごめん、仕事がうまくいかなくてイライラしてた」

と。

八つ当たりされていたのかと確信し、正直がっかりしましたが、

「気にしないでください。次は楽しみましょう」

と返信。

 

 

そして次のデート。
前回と同じく9〜12時まで彼の仕事があり、その後に待ち合わせ。

しかし、待ち合わせ時間になっても彼は来ません。

約束を15分くらい過ぎた頃、電話が。
出てみると、後ろがじゃらじゃらすごくうるさい。

「仕事が終わらないから何時に行けるか分からない」

とのこと。

わたしは時間の目安なく待つのは苦手なので、その日は会うのをやめました。いわゆるドタキャンですね。まぁ仕事なら仕方ないかと自分を納得させましたが、電話口の後ろでじゃらじゃら聞こえていたのが非常に気になっていました。

そして、そのパターンのドタキャンがそれ以降頻発するようになったのです。

我慢の限界となったわたしは、繰り返されるドタキャンと、電話口のじゃらじゃら音について問い詰めました。

すると、なんと
9〜12時で仕事、もしくは15時〜仕事、と言っていた日は、スロットにいっていたのです。
詳しいことはよく分かりませんが、15時〜仕事と言っていた日は新台オープンの日だとか。
あとは、9〜12時にさくっとやって勝ち越し、もしくは浅い負けでそのまま待ち合わせに来ていたようです。

12時に切り上げられない日については、そこから大勝ちできそう、もしくはもう少し打たないともったいない、という場合だったそう。

羽振りがいいのはこういう理由だったんですね。

わたしは、軽い趣味としてのパチンコ・スロットを否定するつもりはありませんが、それを仕事と嘘をついてドタキャンするひととは、信頼関係を築けそうもないので、その場でさよならしました。

それさえなければ、本当にステキな方だったのですが、うまくいかないものですね。(泣)

わたしの婚活は、まだまだ終わりそうにないです・・・