恋と仕事に効く!韓国宮廷ドラマ3選

 
主人公にこれでもか!とばかりに、おどろおどろしい試練がふりかかるのが定番の韓国宮廷ドラマ。
「こういうドラマは苦手だな~」と思いながら、家族が観るドラマをなんとなく一緒に観ていました。

そんな中、最初にハマったのが「宮廷女官チャングムの誓い」です。
幼い頃に両親を失くし、貧しい家に引き取られたチャングムが、ひょんなことから宮廷に上がるようになり、紆余曲折ありながら、ついには王様の主治医にまで登りつめるというサクセス・ストーリー。なんと全54話というボリューム!

このドラマにハマって以来、韓国ドラマの中でも宮廷を舞台にしたものは欠かさず観るようになりました。

障害の多い切ない恋、どんな困難に見舞われても決してくじけない主人公。
そして主人公の仕事に対する誠実さや情熱は、実生活でも見習いたくなるエピソードばかり。

宮廷の華やかな雰囲気や衣装も日本のドラマとはまた違った魅力があり、夢中で観てしまう要素たっぷりなんです。
「韓ドラは苦手なのよね」というアナタにも、ぜひオススメしたいドラマ3本をご紹介します。

hana (2)「宮廷女官チャングムの誓い」2003年


 

幼くして宮廷の女官見習いになり、やがて料理を司る部署で働くようになるチャングム(イ・ヨンエ)。
宮廷内の陰謀に翻弄されながらも、チャングムは料理人としての実力を発揮していきます。
しかし陰謀により島流しにされてしまうチャングム。
そこで出会った女医との縁がきっかけで、宮廷に戻るために医者を志す!という、なんとも波乱に満ちたチャングムの人生。

彼女を支えるのがミン・ジョンホ(チ・ジニ)という男性なのですが、彼の懐の大きさといったら、まさに理想の男性です。
ミン・ジョンホは、チャングムの人並みならぬ才能に嫉妬することもなく、むしろ才能の大きさゆえに妬まれやすいチャングムを守り、時には「彼女の才能を自分が一人占めすることはできない」と身を引こうとするのです。

なんと海のような大きな愛!!
こんな男性に守られたい!とときめくこと間違いなし。
あらゆる難問を解決していくチャングムの行動も痛快で、スカッとします。
 

 
hana (2)「トンイ」2010年


 

ヒロインのトンイ(ハン・ヒョジュ)は幼い頃に父と兄を失くし、貧しい身分で宮廷の一角で働いています。
そんなトンイに人生の転機が!女官として働くチャンスをつかんだのです。
機転が利き怖いもの知らずのトンイは、様々な任務をこなして女官としての立場を確立していきますが、トンイを失脚させようとする陰謀も多々あり、何度もピンチを迎えます。

そんな時にトンイを助けてくれるのは、なんと王様!
演じるのは、「宮廷女官チャングムの誓い」でミン・ジョンホを演じたチ・ジニさんです。
茶目っ気があって可愛いトンイを王様は愛するようになり、ついにトンイは王の側室に。

身分が高くなったからこそ、貧しい身分の人たちの力になりたいと尽力するトンイの姿勢が素晴しくて、そしてトンイを演じるハン・ヒョジュさんの笑顔が素敵で、何度も観たくなるドラマです。

このドラマで人気が高いキャラが「チョンス兄さん」なんですよね!
ペ・スビンさん演じるチョンス兄さんは、トンイの亡き兄の親友。
トンイのためなら命も惜しまない献身ぶり。武術のアクションが本格的で、とにかくかっこいい。
そしてトンイが王様を愛していると知ると身をひいて、生涯「自分は兄でいい」と影に回る男らしさ。

王様に溺愛され、チョンス兄さんに守られるトンイがうらやましい!と思ったりもします。
トンイがこんなにもモテるのはなぜ?と思いながら観てみるのも楽しいかも!
 

 
hana (2)「馬医」2012年


 

「馬医」は男性が主人公。
馬医とは今でいう獣医ですが、当時はとても身分が低かったんですね。馬医だったペク・クァンヒョン(チョ・スンウ)は、ある悔しい思いから医師を志すようになります。
そこで出会った女医チニョン(イ・ヨゥオン)との恋、宮廷モノにつきものの陰謀による挫折、そして出世や復讐を描いたドラマ。
クァンヒョンに片思いする王女様が可愛いんですよ!
叶うことのない切ない恋に、部下を使ってあれこれ画策する様子がなんとも言えず良くて、思わず応援したくなります。

国や時代は違っても、恋する心や、仕事に人生を捧げる尊さは同じ。
韓国ドラマの中でも、特に元気をもらえるこの3作品、本当におすすめです。