【幻の陰陽師・芦屋道顕】好きな人の夢に出るための2つのまじない【現代の呪(しゅ)】(ページ3)

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おぬし、それまでなんとも思っていなかった男子や俳優の夢を見て、それがきっかけで相手を恋の対象として意識し始めた軽々はござらぬか?人間とは単純ないきもの、そのようなきっかけで恋心を抱くことは決してまれなことではないようじゃ。

おぬしも、こう思ったことはないか?「もし、あの人の夢に出られたら……」

そのような妖(あやかし)の技は禁断と思っておったが、どうも昨今の女子(おなご)の間では、当たり前のように伝授されておるようじゃな。しからば、この道顕もおぬしらの欲望、いや願望の成就に力を貸しても咎めは受けまい。ということで、ここでは究極の、しかし手軽にできるまじない厳選の2つを紹介するぞ。

■好きな人の夢に出るための2つのまじない

1.「相手の夢」の内容を紙に書き出し読み上げる

夢に出たいと思う愛しき人のフルネームとそなたのフルネームを交えて、近々相手に見てほしいと思う夢の内容を紙に書くのじゃ。簡潔な内容がよいぞ。

例えば、「私、阿倍野清子は、芦屋道顕と二人でロマンティックな夜を過ごす」といった具合にな。

そして、おぬしが寝る前にその紙を取り出し、7回読み上げるのじゃ。

あまり重苦しい「念」を入れると、相手にとっては悪夢になる場合があるから、くれぐれも明るく楽しい気持ちで読み上げるのじゃぞ。

これは、一度やればすぐに叶うわけではない。最低でも1週間は続けてみることじゃ。夢の内容を書いた紙は、毎晩枕の下に入れて眠れば、なお呪力が強まるであろう。

2.相手が眠っている時間帯に、瞑想し相手を思い浮かべる

これは、相手の就寝・起床時間が分かっていればなお有効じゃが、分からぬ場合はおおかた寝ているであろう時間帯に行うがよい。

相手が寝ている時間に、まずおぬしは部屋に一人、静かに座り目を閉じて、ゆっくりと呼吸を繰り返し瞑想に近い状態へおぬし自身を導く。

しかし、素人であれば雑念が湧いてきてしまうであろう。この場合、雑念が湧くのを抑える代わりに、愛しき人のことを想うのじゃ。

ゆっくりと深い呼吸をしながら、相手の名を呼び、相手と向き合って笑うおぬしの姿を浮かべ、幻の相手と楽しく会話を交わすもよし、じっと見つめ合うもよし。

そうして、相手の夢の領域にそなたの想いを送り届けるのじゃ。

<おわりに>

ざっとこんなところじゃ。気をつけるべきは、あまり身体の交わりなどは浮かべぬように、なぜならば性欲が絡むとな、相手の夢にはそなたの姿が魑魅魍魎となって纏わりついてしまう場合があるからじゃ。くれぐれも、純粋な愛と心の交流を意識するのじゃぞ。(芦屋道顕)

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まちうけぷれ

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