スーパーの袋を提げて婚活パーティーに行った話。

スーパーの袋を提げて婚活パーティーに行った話。

 

 

◆ なぜスーパーの袋を?

 

わたしは以前、お見合いパーティーに参加する際に、サ○ットというスーパーの袋をぶら提げて参加したことがあります。

終業後にパーティーを予約していた日に、会社の先輩からおいしそうなデラウェアをいただいたためですが、

それだけなら会社の冷蔵庫に入れて後日持ち帰ればいい話。

先輩から、「これ実家から送られてきたんだけど、わたし一人じゃ食べきれないからもらってくれない?すごくおいしいよ」と、

くしゃくしゃのサ○ットの袋を笑顔で渡された私は、前に同僚のイケメンくんからこんな話を聞いたことを思い出したのです。

「すごくキレイに着飾って気合い入れている風の女の人を見かけたんだけど、その人が持っていたものがヴィトンの鞄と漬け物って大きく書いてあるくたびれた紙袋だったのが萌えた」

 

???

 

言っている意味がよくわからないんですけど。

ってなりますよね。

 

そのイケメンくん曰く、

「あんなに気合い入れているんだから、漬け物!なんて書いてあるくたくたの紙袋なんて合わないのに、なんか抜けているひとなのかなぁと思うと可愛くて」

 

???

 

詳しく聞いても理解はできないけど、要するにこういうことなのだと解釈。

イケメンくんはの周りにいる女の子は、可愛くて着飾っている(それでいてお高くとまっている?)ひとが多いから、要するにギャップ萌えみたいなものなのかなと。

 

というわけで、お見合いパーティーでもこんな抜けた女を演出すれば、イケメンくんをゲットできる鍵になるかもしれない、と思ったわけですね。

まぁ、それにはサ○ットの袋がマッチするような格好ではダメなわけですけどね。一応、パーティーに行くということでそれなりにドレスアップはしていたので。

 

 

◆ いざ、パーティーへ!

 

前置きが長くなりましたが、そんなこんなでサ○ットの袋とともに婚活パーティーに参加してきました。

 

受付を済ませ、着席。

袋にそのままデラウェアが入っているため、床に置くのは気が引けて、テーブルの上に。

突っ込んでくださいと言わんばかり。

 

 

◆ 前半は冷や汗ものでした。

 

わたしが参加したパーティーはホワイトキー主催のもので、よくあるパターンですが、前半の部では女性は席に着いたまま、男性はその女性のテーブルを順に回り、一度は全員と話し機会を設け、後半の部では、フリータイムで気になる異性の元へお話に行きましょうというもの。

 

なんと、前半では皆さんわたしのテーブルにある袋に一度は目をやるものの、全く何も突っ込んできませんでした。

(途中から恥ずかしくなって、自分から昼間に先輩にいただいたものだ、と説明をする始末。)

 

 

◆後半で芽が出る・・・!?

 

この作戦は失敗だったか・・・とやや落ち込んで後半を迎えると、なんと数人の男性がわたしの元へ来てくれました。

女2人、男4人で少し談笑したあと、不意に「その袋、気になってたんだけど・・・」とひとりの男性が!イケメンさんかどうかは個人の見解なのであえて言及しません。

 

先輩にもらったデラウェアだということ、食べ物なので床には置きたくなかったことを説明すると、

「あ、そういうことね。ちょっと不思議ちゃんかと思った」

と言われました。

 

ん?ん??

不 思 議 ちゃん?

 

これは、狙い通りなのか否か。

 

他の人もそれに続いて、

「俺も不思議ちゃんかと思った」と。

 

「でも、前半マンツーマンで話していても、不思議ちゃん要素は見当たらなかったから、(余計に意味不明で)ちょっと怖かった」とも。

 

中身がぶどうの形だと言うことはなんとなく分かっていたそうです。

 

 

そのあたりで、だんだんと話がそれていき、デラウェアの話は終わってしまいましたが。

 

 

◆さて、その日の結果は。

そのときにお話していた男性たちと連絡先を交換しました。

同じ輪にいた女の子も交換したようです(私たちは一人同士での参加でした)。

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結論から言うと、サ○ットの袋を持って行って正解だったと言えそうです。

イケメンくんが萌えたような効果はありませんでしたが、少なくとも話題提供はできたようなので。

お見合いパーティーでいつも相手との話がもたないとお困りの方は、こんな風にご自分を演出してみてはいかがでしょうか?

 

まだその男性たちとはその後に会っていませんが、会うことがあれば、同僚のイケメンくんに言われた話とあわせてネタばらししてみようと思います。