いざ、婚活！と、私は結婚相談所の門をたたいたわけです。私の訪れた結婚相談所は、楽天グループの経営するオーネットです。
前回のコラムにもチラっと書きましたが、ここの相談所は入会時にいろいろと書類を提出し、審査に通れば会員になれるシステムでした。 なんの書類が必要だったかというと、独身証明書と最終学歴先の卒業証明書、あと、男性は勤務先の証明書だったかな。男性は仕事をしていないと入会できないのです。これも全部、プロフィールを詐称しないため。よく結婚相談所を使った結婚詐欺があるなんて話を聞きますから、これは安心の査定です。
しかし、私、独身証明書っていうものがあることを生まれてはじめて知りました。戸籍を置いている市区町村役場で発行してもらえます。国は独身ということまで証明してくれるのか。なんか、こう、正式な書類にて「あなたは独身」と証明されると、違った身の沁み方がします。 はい、私は独身です。はいはい、わかってますって！独り身ですってば！ ・・・なんだか心がヒリヒリする。
無事入会できました。会員番号を手に入れて、さ、いざ婚活へ。
で？まずはなにをするの？ お相手の条件は？
私のプロフィールと、お相手の希望条件を入力します。 私の理想とする相手、私のしたい結婚後の生活ができるため、相手にも求める条件。 年収400万以上、禁煙者、住んでるところはデートでも会いやすいように同県かお隣３県くらい？、あと、車を持っていて、えーと、んん、えーと、、 まぁ、条件入力画面は、チェック方式になっているので、その希望条件にチェックをつけていけばいいのです。 はじめから、やたら絞るのも怖い感じかするけど、希望条件に沿わないものはこの際切っていかなくちゃ意味がないし。
親同居、長男。 んー、やめておくか。既婚の友達から、同居しんどいって聞いたことあるし。お姑さんとのいい話をほとんど聞いたことがないし。面倒くさそうだし。独り暮らし、次男にクリック。
休日は土日祝？不定休？ 不定休は予定が立てにくそうだし。私と休みが合わないかもだし。 土日祝にクリック。
学歴は、高卒？大卒以上？ 私が大卒だから大卒かなぁ。そっちのほうが話が合いそう。共通の話題もありそうだし。 男の人ってそういうところ気にするかもだし。
と、ここでなんとなく避けた親同居、長男、仕事不定休で、高卒という条件、、、ん？？
待て待て。こ、これって、私の兄じゃないか！
３歳上の兄のプロフィールじゃないか！！！
私が嫌だなと避けた条件にピッタリ当てはまる私の兄、いやいや、兄はすでに結婚しています。
独身時代は親と同居していましたが、結婚後、自分たち夫婦だけで２人暮らしを始めました。しっかり安定した仕事をして、安定した生活しているし。なにより幸せそうですし。年下の奥さんもかわいいですし。兄なら悪くないぞ。性格にも難はないし。
じゃじゃ、じゃあ、私は何を以てノーとしたのか。えーと、それは聞いた話からの全部わたしの想像。妄想。 だからなんとなく避けたんです。
食わず嫌いとは、物事の真価を理解しないで、わけもなく嫌うこと。
そう。実際は知らないけど、世間が、みんながダメだっていってるから、きっと私もダメですと振り分けられたもの。
実際どうなの？いやだから、実際自分は知らないし。でもたぶんダメなんでしょ？
根拠のない「嫌い」は損をする？！
でも、これがアラサー独身女子には多いと思うんです。既婚女子から、結婚後の苦労話や嫁姑トラブルなんかをどんどん聞いて、耳年増になってしまうんです。それで、「ああはなりたくない。」、「まだ私はセーフ、よかったー。今のうちに知れて」なんて、独身である今の自分に安堵し、なんだったら今のところ、人生は成功しているなんて考えたりして。そうやって経験のない「嫌い」がどんどんリストに追加されていくんです。
ありません？あなたにそういう食わず嫌い。
でも、経験者のアドバイスは聞いておくべきでしょ？
そう。仕事だってなんだって先輩の経験談は、ありがたく貴重なものです。既婚女子友達も「あんたは気をつけなさい」的なメッセージを込めてくれているのではないか。そんなことを考えると「体験したものだけ信じる主義」は違う気がする。 んんー。
アラサー世代の婚活がやっかいなのはここなんじゃない？？
耳年増の知識と、兄という現実。
本当の自分の希望条件とは何ぞや。
希望条件は、どうなんだろう？っと迷ったところは少し幅を持たせておくことにしました。
今後、これは嫌だーっということが起きたら、その時に除外します。
年齢や体型は、生理的な嗜好に基づいて。
外見は幅を持たせないのかって？ いや、一応こちらから選ぶ場合の条件ですし。それに、ここは理由いる？見た目の好みって理屈じゃないでしょ？
これが間違ってるのかはわからないけど、とにかくこれでスタートすることにしました。 この判断が吉と出るか凶とでるか・・？！ あー、やっとスタートライン。 これからどんなひとと巡り合えるのかな☆
と、期待に胸を膨らませていたのです。
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