【元気でいてほしいからこそ】猫の病気の向き合い方①*闘病*

【元気でいてほしいからこそ】猫の病気の向き合い方①*闘病*

子猫から暮らしていたとしても、健康的な暮らしを送っていたとしても最大の敵はやはり病魔だ。
人間の病気程本人の意見を聞くことができない動物の闘病は、度重なる大きな決断の上に飼い主様の心の負担も大きく、ペットロス問題はまだまだ課題が有り余る現状かと思っている。
もし、自分の愛するペットが病気にかかってしまったらいったいどうすればいいだろう。
何ができ、何を予測してどう動くべきなのか。
今一度 2部に分けてまとめてみよう。

□病院をチェックする。
主治医は飼い主自身とはよく言ったもので、獣医さんは選択肢こそ提示してくれるが、やはり決断は全て飼い主の意向にゆだねられる。
その中で、獣医さんがおすすめしてくれた治療法に沿って動いてはいるけれど、どうも裏目に出てしまう。このままで、果たしていいのだろうか…と悩むこともあるだろう。
そんなときに必要なのが「セカンドオピニオン」という案だ。
長期で診て頂いた獣医さんを裏切るような気持ちになる人もいるかもしれないが、選択肢を増やすため、第二の医者にかかることは極めて大事な要素だ。
もし、気持ちに揺らぎがあるのなら。一度かかってみるのもお勧めだ。
小さな体の為、何度も採血できない出来ない動物であれば、若いうちからもう一つのカルテを作っておくことも重要だ。

出来れば、第二のカルテを作る場所は「夜に強い」病院であることが好ましい。
もしくは、休診日がずれている病院だ。
第一が休みで電話もつながらない、夜中でかかれない時に、夜間もあいている…もしくは電話で応じてその場で応急処置を指示してくれる獣医さんがいるのは飼い主自身の心の安定にもつながる。
緊急時に、今動かすべきなのか否か。という判断は冷静でないとなかなかできないものであるからだ。

□動物の体を日ごろから把握しておく。
「あれ?」と思ったら、まず間違いないと思っていい。
傍に長い間いた飼い主だからこそ気づくことは、逆に獣医さんに「伝えなければ判明しない」ということも多いに有りうるのだ。信頼している、口コミのと評判のいい獣医さんでも、それは至難の業である。
獣医さんが「気になる小さな点」を判明させないまま決めた治療方針に、あなたは付いていくだろうか。
大切なのは、治療に重要なその情報こそを飼い主の口から伝えることだ。
食べないのか、食べるのか。水は飲んでいるか。いつからなのか。
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不審な行動は簡潔にすべて伝えよう。
飼い主の情報こそあれば、獣医さんはより正しい診断結果を下すことができるのだ。

治療に大切なことは、「それでもずっと傍にいて頑張る」ということに限る。
慢性の病気と闘うことは、病気の悪さを抑えて悪化しないように上手に付き合うということだ。
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