恋にも仕事にも効く!働く女性におすすめなコミック2選(ページ2)

恋も仕事も、何もかも中途ハンパな自分。
このまま、ただ年を取っていっちゃうのかな?

そんな不安に押しつぶされそうになった夜に、ぜひ手に取ってほしいコミックを2本ご紹介します。

どちらもドラマ化されたので、「ドラマは観てたよー」っていう方もいるのでは?
映像化されるコミックって、やっぱり原作の魅力が素晴しいんですよね。

hana (2)「Real Clothes(リアル・クローズ)」槇村さとる 集英社


Real Clothes著者名:
出版社:集英社
ジャンル:女性

【出典】 モビぶっく

主人公の天野絹恵は27歳、大手百貨店のふとん売り場の責任者。
地道な接客仕事にやりがいを感じ、カレとの仲も順調。

そんなある日、エリート部署の婦人服売り場に異動を言い渡され、一気に環境が変わります。
周囲の社員は洋服のエキスパートばかり。
豊富な商品知識は当たり前、プライドを持って背筋を伸ばして生き生きと働いている!
そんな人々に触発された絹恵が、時には傷付きながら、いつしか婦人服売り場になくてはならない人物へと成長していく物語です。

この作品のスゴさは、百貨店という職場の描写がとてもリアルなこと。
接客の様子、同僚や上司・部下との人間関係、会議の進め方、さらには非正規雇用の問題まで盛り込んであって、仕事に悩む人なら、たとえ職種が違っていても「あー、すごく分かる!」と共感できる場面がいくつもあるハズ。
そして、自分の仕事に応用できるようなヒントもたっぷり詰まっていますよ。

もちろん恋愛のヒントもたっぷり!
仕事に没頭するようになった絹恵は、長年付き合ったカレとの関係に疑問を感じるようになるんですよね。
カレのほうも、女性目線で見ると「このオトコ、器が小さいなぁ~」と思うような態度が増えてきて、2人の関係はどんどんギクシャクしていくのです。

恋と仕事のバランス、これって難しいですよね。
どちらか一方に没頭し過ぎると、もう一方がおろそかになってしまう。
選択は人それぞれだけど、このバランスをうまく取れるような人生を歩むためには、やっぱり相手とのコミュニケーションが大切。
同じような悩みを持つ女子には、ぜひ絹恵とカレとの会話にも注目して読んでみて頂きたいです。

ストーリーについては、これから読もう!と思うアナタの楽しみを奪うと申し訳ないので、ここまでにしておきますが、全13巻を最後まで読んだら、相当元気が出ますよ!

 

hana (2)「きみはペット」小川彌生 講談社


きみはペット著者名:
出版社:講談社
ジャンル:女性

【出典】 モビぶっく

年下の男の子をペットとして飼う女性の話ということで有名かと思いますが、そんな奇抜な設定から、読まず嫌いで遠ざけていた時間がもったいなかった!と思うほど、今では落ち込んだ時のサプリメントのように何度も読み返しています。

主人公のスミレは高学歴・高収入・高身長で美人の新聞記者。
そのエリートっぷりがハナについて周囲から嫌われたり、コンプレックスを感じたカレから別れを切り出されたり。

私にふさわしい男は高収入、高学歴、高身長!と言い切っちゃうスミレは確かに鼻持ちならないオンナ。
その上、道端で拾った年下の男の子を、ペットとしてなら置いてあげるなんてセリフ、共感しようのないヒロインですよね。

でも本当は繊細で泣き虫、寂しがり屋の優しい女性だということが、ペットのモモの視点から、だんだん分かってくるのです。

スミレはモモと暮らす一方で、学生時代の憧れの男性と再会して交際がスタート。
カレは、スミレの言う高学歴・高収入・高身長のイケメン。
2人の交際は順調かと思いきや、カレの前では本当の自分を出せないことに気付くスミレ。
理想のカレと、自分の条件には全く合わないけれど、自分が自然体でいられるモモとの間で揺れ動くスミレ。
スミレは最後にどちらを選ぶのか?

クスッと笑えるギャグも満載で、スミレとモモの共同生活にあったかーい気持ちにさせられます。
「Real Clothes」同様、スミレが新聞社で働く様子もリアルに描かれているのも、読みどころのひとつ。
職場の人間関係につまずいて悩んでばかりだったスミレが、モモとの生活で少しずつ心の柔らかさを取り戻し、次第に信頼できる仕事仲間が増えていくのが自分のことのように嬉しくなってしまいます。

 

まとめ


仕事も恋も人生も、全部つながっている。
根本的に自分が「どうしたいか?」を見つめる機会が大事。
考えに考え抜いて出した結論なら、自分も周囲もハッピーになれるはず。
一つ歯車がかみ合えば、きっとみんなうまく回り出すよ!