ドラマ『全力離婚相談』に見る選ばれる女性とは?

ドラマ『全力離婚相談』に見る選ばれる女性とは?

2015年1月から全7回に渡りNHKドラマ10で放映されていた、
『全力離婚相談』が、好評のうちにお開きになったのは、
記憶に新しいと思います。
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NHKオンデマンド・全力離婚相談

大手弁護士事務所に所属する辣腕弁護士・美晴(真矢みき)が、
所長の水野(舘ひろし)に任された案件で離婚案件解決に、
目覚めてから、自らの10年前の離婚に向き合う姿は、
素敵でしたね。

ドラマの中の、登場人物の人間関係や、恋愛模様に、
あれどうなるの?と気を揉んだ方もいらっしゃったのでは、
ないでしょうか。

何しろ、全7話ですので、話の中心となる、
美晴と美晴の娘・佳苗(竹富聖花)との関係も、
概要のみ描いていたという感じでした。

美晴が居候している、あんスパ屋の鉄(上地雄輔)が、
美晴を気にかけているのか、娘の佳苗が気になるのか、
どっちなの?と思った人も多いと思います。

佳苗がいかにして、母親には母親の人生があり、
水野所長と美晴との仲を取り持つのかという過程も、
最終話に詰め込んだ感があったのではと考えられます。

この様に、かなりはしょった展開だったドラマ
『全力離婚相談』でしたが、ひとつ言えるのが


全力かつ真摯、真心で他人に接する女性は
男性が応援したくなるもの


だということです。

ここで、美晴と対照的な女性として出てくるのが、
美晴の後輩であり、水野の下で離婚専門弁護士として
働く杉浦(関めぐみ)になります
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NHKオンデマンド・全力離婚相談
周りからみたら、結構美人、スタイルもいい方、
でも狙った男性にスルーされてしまうという人は、
案外このドラマの彼女の様なタイプの人が多いかも
しれません。

関めぐみが演じる杉浦は、
スキがなくソツがありません。

仕事ぶりは完璧そのもの。
クライアントの気持ちにはよりそうが、事務所の利益も
打算的に考えている一面もあり、儲からないおよび、
損害を与えると考えられる案件を、美晴に振るシーンも、
あります。

自分の仕事にも外見にも自信があるので、
事務所に損害を与えて独立した美晴が、所長である水野に
独立後も目をかけられている様は、内心嫌なのでしょう。

この辺りは、ドラマですので、杉浦が美晴の仕事の
妨害工作をするという事はなく、正攻法で、
どちらが仕事ぶりも女ぶりも上か、戦いますが、
ドラマでないならば、


彼女の様なタイプの人間は、どんな手を使ってでも、
ライバルの女性を蹴落とします

普段は外野を決め込んでいる周囲の人間も
バカではありませんので、こうした女性は、
いくら美人で仕事が出来ても、

怖いね、生意気だねの一言で、男性がよってこなくなり、
恋愛のチャンスを逃すのです。

ドラマの中でも、外野の人間が、事務所から追い出される形で
独立した美晴を最終的には認めだした所でライバルの
杉浦がしぶしぶ『認めてやってもいいですよ』といった態度に
でていますので、これでは美人なのに、
意中の人には振り向いて貰えないタイプと、
丸判りだと思います。

『全力離婚相談』の最終回で、美晴は周囲からの手助けを受け、
元夫との関係を断ち切り、水野のプロポーズを受けます。

この様に、自然に選ばれる女性とは何でしょうか。

それは


与えられた試練を地道かつ前向きに少しずつ乗り切り、
周囲の差し伸べられた手には素直に甘える

なのです。

つまり

ねぇねぇ見てみて、こんなに私努力してるの!
と、見える様な仕事のがんばり方や、
周囲に良く思って貰おうとイベントを企画する
仕切り屋さんタイプは、かえって


僕が居なくても君は独りで楽しくやっていけるよね

と思われてしまう確立大。

その上、このドラマの美晴を認められない杉浦と同じ様に
女性にも、内心認めたくない同性を認めなければいけない
シチュエーションが出てきます。
そのときに
『○○さんも、こんな事が出来るんですね』と上目線風に
捕らえるのに、同じ事柄が意中の男性に起こったなら
『○○(あだ名)って、すっごいんだぁ(ハート)』と
浮き足立つようなものの言い方に豹変する方は、

男性に選ばれないのではないでしょうか。