猫エピソード その2 ♥峠生まれのチビ猫ひなた♥

猫エピソード その2 ♥峠生まれのチビ猫ひなた♥

猫の食生活のくせとか習慣は、まぁ人間でも良くある小さいときの習慣にもとづくものだと思っている。
お菓子ばっかり食べていたら糖尿になりやすいからだになる…とかそういうもの。

うちの「日向ちゃん(ひなた)」は、夜景を見に山にドライブに行ったときにたまたま暗闇の中バス停で猫の鳴き声を察知して拾ったネコだ。
生後1か月足らずの小さな子猫。
拾った直後は、栄養不足で目は目やにだらけで明いていなく、目が両目とも明かないためにご飯を食べることが出来ずにただバス停で訴えていたようだ。
いつものことだが、どうにもこうにもその場を離れることで出来なくて、当時の恋人とともに実家に電話をかけて両親に訴えて連れて帰ることに決定した。
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「いや、その…声聞こえてるし。そんな声聞いたら流石にほっとかれへんやろ…」
と、電話口のお母様も心に訴えられる程度の、悲鳴に近い鳴き声であった。
夜景を見に来たスポーツカーに囲まれて、九死に一生を得たひなたちゃんはノミだらけで、むしろ獣医さんが悲鳴を上げる程度であった。
山のふもとの獣医さんに「そこの山で拾ってきました」と報告し、シンクでフロントラインかけられてお湯洗いされる子猫。
もう、ものすごいことになっていた。蝕んでいたのは飢餓だけではなかったようだ。

ミルクか子猫フードか。と思っていたら飢餓に負けて大人用缶付けを食べ始めた。獣医さんも、食べるもの食べさせてあげたらいいとのことで、満足ゆくまで「むにゃむにゃ」言いながらご飯を平らげた。
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そんなひなたちゃん。
大きくなったら、小さいころ飢餓状態を経験しているからか、食欲がすごいことに気が付いた。
子猫のうちは、たくさん食べても大丈夫。と思っていたら、あっという間に避妊手術を終えてむしろ食欲は増進。
一気に体重が増えた。
ダイエットフードは食べているものの、他4匹の餌を平らげに自分の部屋以外のお皿を平らげて回る意地汚い子に…!(女の子なのに!!/愕然)

健康にたくさん食べるのはいいけど、健康を壊しそうな勢いだから!ということでダイエットフード開始。地道に小さくなっていく感じである。
ただ今体重5キロ。一緒に飼われているボストンテリアが6キロ(この子も少し太り気味らしい)なので、いい勝負をしている。一緒に遊んで少しやせればいいのに。

やはり小さいころたくさん食べれなった反動が、今来ているのかなぁ…とぼんやり思うのでした。
見事にチビ猫はデカ猫に変貌したのであった。
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