冥界と心理学 ~夢を通して闇を見つめよう~ その5

冥界と心理学 ~夢を通して闇を見つめよう~ その5

おはようございます。志方弥公です。
その5に入りました!
ここまでついてきた方、有り難うございます。

次は、亡くなった方からの強い警告メッセージを出す夢を実際に鑑定した例を紹介します。

 


【夢内容】

私が実家の玄関にいたら、随分前に亡くなったはずの祖父が二階の祖父の部屋から駆け下りて来て、
「遅刻する!寝坊してしまった!」と私に言いました。
(祖父母は結婚前に他界しましたが、結婚前は実家で祖父母と両親と暮らしていました。)

私が、どうしたの?と聞いても、同じことを言います。

そして、気付いたらさっきまで祖父がいた土間のところに父がいて(今思い出すと祖父だったか父だったか曖昧です)
私に「病院に行った方が良い。」
と言い、
私がなんで?と聞くと目線で腰から下の方を示しました。

そこで、はっとして目が覚めました。

何か伝えようとしてくれたのでしょうか?

 


【鑑定結果】

うーん、気になりますよね。私もちょっと気になります。
亡くなった方からの忠告って結構バカに出来ないんです。というのも、私も亡き曾祖母が現れた時、懸念していることを指摘され、その通りに従ったら病気が発覚した、というエピソードを持っています。

なので、腰から下の方辺りを調べてみることをお勧めします。
何か思い当たる事があれば、絶対そうするべきです。
それに対してのコメントを頂きましたので、紹介いたします。

 

【コメント】

先日は鑑定ありがとうございました。

実はこの夢の後、実家の父の部屋の屋根が壊れたり、父の部屋に悪霊が出てきて立ち入り禁止になったりする夢を見ました。

そして、現実で最近父が入院する事になりました。

父の夢なんてほとんど見なかったのに立て続けに見たので心配していたのですが父の不調を暗示していたのかな?と今では思っています。

こういうことってあるんですね……。

 

まさに、死者からの強い警告は本当にその通りのことが多いんですね。心当たりのある方は行動を起こした方が良いです。

と、ここまで身内関係の夢を紹介してきましたが、これはスピリチュアル的な分析結果ではありません。

無意識って、侮れないんですよ。死者からのメッセージと言っても、これは無意識からのメッセージに過ぎないんです。

霊的なものは一切なく、完全に自分自身からのメッセージなんですよね。
夢を壊すようで申し訳ないのですが、これが事実です。

意識上に浮上するまでにタイムラグが生じ、すごく遅くなることもあるので、無意識が「ええい、じれったい! こうなりゃ、夢主が大事だと思っている亡くなった人の姿を借りて警告しちゃえ!」と命令するのです。

でも、夢の仕事というのは、まず無意識が発する警告メッセージを検閲機関で検閲されてしまうのです。

ストレートに発してしまうと、意識に脅威をもたされてしまう恐れがあるからです。

強いストレスがかかってしまいますから。

 

そこで強い警告メッセージをそのままに、背景を歪曲して、夢となって表現されるわけです。大事な亡くなった身内からのメッセージなら意識に留まり、行動を起こしてくれるかもしれないからです。その意味に気付けるかどうかも運次第です。この場合は第六感の領域でしょうね。
第六感は脳科学分野で徐々に解明されつつあります。実験でも、通常の画像と不快になる画像を織り交ぜたものをランダムに見せる実験がありました。

その結果、人間の第六感――予知能力を証明することが出来たのです。驚きですよね。何となく不快な画像が次に来るぞ! としっかりと脳波に記録されてしまったのですから。それも画像が表示される前に脳波が変化するのです。これを予知と言わずに何と言うのでしょうか。

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